トランスフォーマー ザ・ムービー(アニメーション)ウルトラマグナス

初出はTFの映画から。1986年に製作された映画にいきなり出てきて副官状態だった彼。TFのTVシリーズ第一期では影も形も無かったのに。どこから来たんだろうか(笑)
本当に本当の初出はダイアクロンのパワードコンボイ。キャリーカーに変形し、キャリー部と合体してバトルコンボイダイアクロン時のコンボイ呼称)からパワードコンボイになると言うコンセプト。
前回、TFの二期シリーズ2010最終回の時に語ったと思いますが、こうすれば分かり易いか。

ダイアクロン時・・・バトルコンボイのパワーアップした姿。キャリー部はロボットのメンテナンス基地に変形する。
TF時・・・・・・・コンボイに次ぐ副官と言う設定で、アニメシリーズでは外装を取る事は全くないが、公式コミックでは脱いだ事がある。

タカラの旧玩具とTFでは全く別の立ち位置。アニメでマグナスが外装を取らないのは混乱を防ぐ為でしょうか。前回、各々変形が出来ると前述したと思いますが、中の白コンボイがなければロボットになれませんでした。間違った事言ってすいません。そう言えば2010最終回時にコンボイが宇宙ペストから身を守るために全身に特殊合金を浴びて白コンボイとなりますが、これはウルトラマグナスを出したかった、もしくは最終回決戦時コンボイを玩具化させない為の措置だったのかも知れません。だって見た目ウルトラマグナスなんだもん。これでマグナスのコンボイが無駄にならずに済みますね(笑)
どちらかと言えば2号ロボと言う感じではなく、マクロスバルキリーがアーマードバルキリーになった状態に似ています。いじってみないと本当に分からない事もあるもんです。考えようによってはダイアクロンの玩具デザイナーにスタジオぬえの河森・宮武が列挙されている事から、ダイアクロンやパワードコンボイバルキリーの親戚に当たるのかも知れませんね。

コンボイは最近のコンボイと比べると結構変形が簡単。ただし、旧コンボイは変形すると腕が長くなるのがたまに傷。胸がばかっと開いてインチマン(ダイアクロン時のパイロット)が入るようになっており、余剰パーツとなる手はこの中に収納するのがデフォになっているエクシであります。

キャリー部をばかっと二つに分け後部を足首にして立たせます。胸の青いパーツはインチマンの小型戦闘機になる模様。

当時のタカラの玩具は思いの他余剰パーツがあります。手は特に多く、トレーラー時とロボット時ではパーツが余りまくるのが昔の玩具の限界か。しかし後部の隙間にマグナスの手をねじ込んでしまえば一件落着。本来胸の戦闘機もコンボイのヘルメットも取らなきゃいけないんですが、どうせ入るのは一台だけだし付けたままでいいやーって事で。コンボイは合体と言うより後ろに張り付く感じ。本来手を付ける部分とコンボイの腰辺りにあるタイヤを固定する為の爪があり、意外にしっかり固定されるのには驚きました。

ヘルメットをコンボイに被せて完成。パワードコンボイです(笑)腕は意外に結構動きます。一応TF達のメンテナンスベースと言う事でもあるので。まあカッコ悪いとか言いたい事は色々あるでしょうが伏せておけ。パワードコンボイの初出はちょっと分かりづらいですが80年から82年の間。82年と言えばマクロスがあった時代ですから、本当にこの子はアーマードバルキリーの親戚なんでしょうね。一応、2号ロボはザブングルが初出ですが、主役ロボが支援メカと合体と言うのは結構無かった時代だったと思います。と言うか82年と言う時代は、主役ロボがパワーアップ(若しくは新メカ登場)していったオムニバス的な商品展開をしていた時代の契機だったのかも知れません。そう考えるとこの子もカッコ悪いながらも頑張ってるなあと思う次第で。
でも何故かこいつを見てると殺意が湧いてくるのは、やはりあれですね。ファミコンゲーム「コンボイの謎」で出てきたから、なんでしょうね。お前しゃがめよ! 変形時間掛かるよ! トレーラーになったら正面にも撃てよ! 一撃死? お前弱いよ! などなど(笑)まあそんな感じでウルトラマグナスでした。
それではまた〜(?_?)ノシ