今週の血だまり考察ファイナル

夜九時に寝て三時に起きる(笑)
元気なお爺ちゃんみたいな生活をしてみたり。
さて、三時から第10話〜第12話と言うまさにまどかタイムと言うべき今回の最終話考察。
考察も何もあったもんじゃないんだけどね(笑)
と言う事で未見な人も注意、絶対に見てから見てくださいね。

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もういいかな? 
では行って見よう、第十一話から。

>強くてニューゲーム
ほむらがループする事でまどかの魔力も増大していると言う事を改めて解説されたほむほむ。
まさかまどかを救う為がまどか自身を苦しめていると言う現実があるとは思っても無かったみたい。
実際に、前回の「一撃」でワル夜を撃退したまどかの魔力は勿論、契約時の願いも関連していたと思うけど、実質的にはループすればするほど彼女の魔力は増大するみたい。これは可能性的には考えていたけど、ああ、やっぱり「強くてニューゲーム」はまどかにも強制適用されてたんだな、と改めて思う次第です。

>告白
自分は時間軸をループしてきたんだよーって言う告白なのに、まどかを目にして抱きしめたりする描写はまさに恋人同士の告白の様な(笑)ああ……これが百合って奴か……とか(笑)なのはとフェイトのリボン交換みたいなドキドキですよねッ(笑)
結局、これでまどかはほむらが今まで見てきた事を知った。第三ループでも一応、まどかはこの事を知った事もある訳ですけど、状況が状況(まどかの魔力異常増大)だけに同じループをさせると魔法少女化=即死と言う、同じ事になってしまう。
しかし前回までのループ(魔法少女化=即魔女化)とは違うのは、ほむらの過去を知ってからの事。ここが今までと違う点! よく覚えておいて!(笑)
折角某掲示板で色々採取してきたのでちょっと貼ってみる。ほむら奮闘写真展。


ワル夜ってのはある意味魔女にとってはお祭りみたいなもんらしい。それにしても象とか(笑)


明らかに今までは違う火薬量であります。エヴァ弐号機を思い出す? 知らないね!(笑)
時間停止→バズーカ連射→時間進行と言う鬼コンボ。さやか魔女を何十体も殺せる程の攻撃です。

マジカル迫撃砲。正直これだけの火薬量が盗まれて米軍基地は大慌てなんじゃないかと思う(笑)



更に駄目押し、マジカル(ガソリン入り)ダンプカーだッ!!

ワル夜が攻撃を喰らって落ちた先にはマジカルクレイモアピット(指向性爆弾付き落とし穴)今回の戦闘はかなり工夫を凝らしているみたい。
だから! マジカルって付ければ何でも魔法じゃねぇってば俺(笑)
が、それでもほぼ無傷なワル夜。本当は魔力的な攻撃じゃないと屠れないのかも知れない? なのはーーーーっ!! 早く来てくれーーーーーっ!!(笑)

テレビ版ではカットされたけど、多分右足は無くなっている感じ。暗くて良く分からんけど。
そしてまどか到着。開口一番「ごめんね」と言う。最早魔法少女になる事は確定状況みたい。

と言う感じで11話終了。ブリキイラストって(笑)電波少女のイラストレーターだったよね、確か。あれも新房でシャフトだもんな。

と言う感じで11話。こんな大急ぎでちゃんとお母さんのエピソードまで盛り込んである所が凄い。
ワル夜が来るってんで避難所の描写もあったり。ああ、そりゃあ駄目だろうな、つか今でもきっと避難所の人が見たら嫌なんじゃないかと思ったり。


んで、遂に問題の最終話。
ほむらがずっと戦ってきたことを知ったまどか。

>魔女の存在を消去する様な願い
現在・過去・未来、更に並行世界において、魔女と言う存在が生まれる前に消去される事を、まどかは望みました。
これは、例えばさやかやマミが願っても出来ない事だったかも知れません。つまり理(ことわり)自体を改変させる、言わばリアル「うちゅうのほうそくがみだれる!」なんですよね。破壊的な魔力を有するまどかにしか出来ない願いだったと言えるでしょう。

そう言えば前回、QBはもし魔法少女と魔女がいなかったら「人は未だに穴倉で住んでいたんじゃないか」と言う程に人間の進化は魔法の法則によって動かされてきたらしい。つまりQBが言うには人間の歴史には魔法少女が不可欠だったと言う事なんですよね。
それ自体を壊す願いがどんな事になるのか。まどかもほむらやQBですらその結末を想像する事は出来なかったでしょう。
そしてまどかが魔法少女となった時、空に向かって魔法の矢を撃つと、一矢は無数の矢となって現在・過去・未来に飛び散っていきます。
以下、救われた魔法少女達写真集(笑)










ジャンヌ・ダルクとかクレオパトラとか。何かワルキューレ卑弥呼まで混じってたり(笑)熊魔法少女って何!?


消えてしまった魔法少女達との内的世界って感じのマミさんや杏子、さやかとのやり取りも中々見応えありでした。



しかし共通して救われた、と言っても、消滅自体は阻めない。
世界に散ったまどかは魔法少女ソウルジェムを浄化しても力尽きた魔法少女が生存させる事は出来なかったのです。そう言えば、契約時には既に死んでるんだもんな。
ただ一つの救いは、彼女達が「魔女」になって絶望を撒き散らす事は無くなったと言う事でしょうか。

そして世界の理(ことわり)自体を崩したまどかは神を越えて、概念になっていくのでした。


「魔女」と言う存在は魔法少女が絶望した姿、と言うだけでなく、その近辺にある呪いを一心に背負う使命を帯びていた、と考えられるのでしょうね。
そのツケとも言うべき呪いの集合体はまどか自身である「概念」に纏わり付く。地球を覆う呪いのツケ。そこにまどかが矢を放つと、新しい世界の改変が行われていきます。
そしてまどかと言う存在自体が概念に変換される事で、まどかと言う生存個体は存在を失われていきます。それを覚えているのは時間を幾度もループしてきたほむらのみ。

なるほど、エクシはずっとまどかが「覚えている」「忘れないでいる」と言うのが願いだと思っていましたけど、これはほむらの願いなんだな、と改めて思うのでした。


そして改変された世界は。

魔法少女がゾンビ化する法則はそのまま。
魔法少女の魔力が尽きた時(さやか)には円環の理へと成っていく。
魔法少女が戦うべき存在は「魔獣」と呼ばれるモノ達。
人間が生み出す呪いのツケは魔獣へと形を変えていく。
魔獣を倒すと「グリフキューブ」へと変化し、魔法少女達のソウルジェムの穢れを払う。
QBはグリフキューブの回収と魔法少女の契約する存在へと形を変えていった。(エントロピーの回収云々は無しな世界?)
まどかと言う存在が無い世界。

と言う理に書き換えられた世界になったのです。
そして唯一それを覚えているのはほむら、そしていずれはその記憶から消えていくだろうまどかの弟、だけとなりました。

そしてほむらは。


人間の文明が荒廃しても、永遠に魔獣と戦い続けていく魔法少女となります。
その姿、そしてその巨大な魔力は「魔女」とも言うべきモノだったかもしれません。

それでも、彼女には「頑張って」と励ましてくれる存在がいました。
彼女はその言葉がある限り、ずっとずっと戦い続けていく事でしょう。


―Don't forget.
忘れないで

always, somewhere,
いつも、どこかで

someone is fighting for you.
誰かがあなたのために戦っている事を

―As long as you remember her.
あなたが彼女を忘れない限り

you are not alone. 
あなたは一人じゃない




と言う感じで終了ですね。
おや? と考えてみるとこの物語、誰も救われてない様な気がしない様なする様な……(笑)
まあ以前の地獄ループや希望から絶望の相転移リサイクルシステムよりは全然マシな世界になったのかも知れません。
そう言えば神崎将臣の漫画で「呪いは破する事は出来ても、滅する事は出来ない」と言う言葉を思い出しました。
つまり魔法少女→魔女とはある意味、人間のマイナス感情とも言うべきストレスを体現したシステムだったのかも知れません。呪いのツケとも言うべきモノは魔獣へと形を変えなければ、世界は存続する事すら許されない、逆を言えば呪いのツケの様な存在は必要悪とも言うべき存在だったと言えるでしょう。

まあデモンベインで言えば「旧神エンド」とも言うべき感覚でしょうか。でも存在自体が概念になるんだから「旧神」ではないかと思うなあ。

とりあえず今回でまどかマギカ関連の情報はエンドを迎えました。考察って言ってもいいのかどうか迷うトコロですが、ともかく何とか終わりを迎えられて幸いです。
ご清聴? 有難うございました〜。