アニメコラム 蒼き流星SPTレイズナー 物語

1996年、二大大国が鎬を削りあう様な宇宙進出の真っ只中、火星の異国連基地でコズミックスクール(宇宙体験学校)の少年少女達は未知の機動兵器に襲撃され、その大半は国連スタッフと共に葬られる。未知の機動兵器の内の一体は、生き残った人々を守る為に襲撃者と闘う。その蒼き機体が何とか襲撃者を撤退させると、生き残った少年少女達にコンタクトしてきた。未知の異文明とのファーストコンタクト。だがしかし、そのコンタクトしてきた者はまだ少年の容姿をした人間だった。
「僕の名はエイジ。地球は狙われている」
アルバトル・ナル・エイジ・アスカと名乗った少年はグラドス星という他天体から来たと言っており、地球から外宇宙に軍事進出している二大大国を危険視。グラドスが地球を占拠下に置こうという侵攻作戦を、地球人とグラドス人の混血であるエイジが知らせに来たということであった。しかし、そのファーストコンタクトを行なっても、火星と地球の距離は絶望的に遠い。尚且つ、グラドスは地球人が未だ到達し得ない技術を多く保持し、火星と地球の通信を完全に妨害電波で遮断していた。彼らが乗るSPTと呼ばれる9m前後の人型機動兵器にしても地球の軍事力で撃墜するのは至難である。そんな中、火星におけるアメリカとソ連の二大軍事基地はグラドスの情報戦で双方とも核ミサイルにより消滅してしまう。国連基地も失われ、頼るべき者は異星人であるエイジ以外全てを失った六人の少年少女達は地球に辿り着く事が出来るだろうか?


前半はこんな風な感じです。しっかし1996年とは随分近い年代だわな。この物語の10年後である現在は宇宙進出なんて軌道上だけだし、月なんて実は行った事も無いって言う噂だし、ソ連は経済崩壊して無くなってるし。まあ、このアニメが製作されたのが1985年という宇宙進出時代だから仕方ないと言えば仕方ない。
結局、物語は打ち切りを迎えたが、実際のストーリーボードはエイジ達が仲間達を伴ってグラドス星まで到達し、非戦派の人々と合流、軍事国家グラドスを革命するという所まであったが、TVでもOVAでもそこまでの物語を展開する事は出来ず、発売されたOVA版では大幅に物語を変更し何とか終焉を迎える事にはなった。ちょっと尻切れ感が拭えないラストではあったが、これも仕方ないでしょ。もし、バンダイでゲームを出すと言うのなら、ちゃんとラストは描いて欲しいものだ。勿論、OVA版のラストも収録しつつね(笑)そういや、レイズナーのゲームが製作されるという話はどこに行ったんだろ? 是非、諦めないで出して欲しいものだ。

まあ、このMG(じゃ無いんだけど)レイズナーが発売されてとても嬉しいエクシですよ。今現在製作中。次回はちゃんと完成させて写真UPと行きましょう。
それではまた〜。