TRANSFORMER THE MOVIE 1986年公開

このアニメTRANSFORMER THE MOVIEは実は日本では公開されていません。何でかは不明。権利上で問題が云々かんぬんらしい。以前、大学時代の先輩に見せてもらった事がありますが、どんなんだったか……今更見直す様になった訳です。
コンボイ死す! と言う命題通り、第二シリーズへの繋ぎを表す物なので、コンボイ総司令官さんにはこの作品で死んでもらわねばなりません(笑)そう、無理にでも。今回のキーマンとなるのがホットロディマス、後のロディマスコンボイ。と言う訳でさらっと粗筋。


セイバートロン星は事実上デストロンに占領され、反撃の時を待っていたサイバトロン達。反撃の狼煙を上げる機会はデストロンの奇襲に阻まれてしまう。劣勢である状態をコンボイ総司令官はメガトロンとの一騎打ちで打倒し、形勢逆転を狙う。しかし最後の一撃を刺そうとする瞬間、若き戦士ホットロディマスの加勢が逆にコンボイの足を引っ張り、コンボイは致命傷を負ってしまう。メガトロンも戦闘不能なダメージを受けていたので両者痛み分けの状態で戦闘は終了する。コンボイは死の直前、ウルトラマグナスにマトリクスと総司令官の座を託し、息を引き取る。メガトロンは戦闘不能状態の為、スタースクリームから役立たずとされ宇宙に放逐されてしまう。
放逐されたメガトロンだったが、通りがかる惑星を丸呑みする化物トランスフォーマーユニクロンに辛うじて拾われる事となる。消滅か命令遂行か。メガトロンは選択を強いられる事となった。その命令とは、コンボイが持つマトリクスを破壊する事。コンボイが死んだ今、それはウルトラマグナスに渡った。ウルトラマグナスと共にマトリクスを葬り去る事を命令されたメガトロンは新しいボディを得る。ガルバトロンとなり新しき部下や戦艦をユニクロンから授けられ、サイバトロン達の新たな脅威となる。
サイバトロン達は新たなるデストロンの力にどうする事も出来ず、逃げ惑う。ウルトラマグナスはマトリクスの力を使いこなす事が何故か出来ない。そしてモンスター惑星ユニクロンは地球に迫りつつある。正義のサイバトロン達は絶対絶命の危機に晒されようとしていた。この危機を、ロディマス達は乗り越えられるのだろうか?


と言う事で後は続き見てね〜と思ったけど、探すのも大変だったビデオなんだから今更ある訳ないじゃん(笑)まあぶっちゃけるとロディマスがガルバトロンからマトリクス奪ってロディマスコンボイになって、ユニクロンの体内でマトリクスを発動させて勝利するんだけどね(ぶっちゃけすぎw)ガルバトロンは何とか生還し、第二シリーズに突入すると言う訳であります。それが「戦え!超生命体トランスフォーマー2010」なのです。一応劇場版はユニクロン大戦と呼ばれ、時代的には2005年らしい。一昨年じゃん(笑)
そう言えばテレビ放送で2010を見た事がありますが、何でいきなり主人公が入れ替わっているかとか色々謎だったんですよね。正直この作品を見なければ2010の繋ぎはさっぱり理解不能。OPに辛うじて「こんな事もありました〜」みたいな感じで映像が映っていますが、もうさっぱりですわ(笑)こう言う番組展開はアメリカ主体で行われていると言わざるおえません。
しかし変な話であります。第一シリーズ(コンボイ主役)もこの映画も2010(ロディマス主役)も実は全部東映動画東映アニメーション)が作った物。アメリカが大々的なスポンサーであり、プロデューサーとなり、原作・脚本も全てあっちですが、映像自体(セル画とか)を作っているのは日本。玩具にしてもアニメーション技術にしても日本は自他共に認める程の技術力です。しかしそれをアメリカは自分の物が如くに扱う。以前まあ認めてあげようとか思いましたがが、やりきれねー感じがしてなりません。因みに今回の映画の製作予算は40億。使い切れずに半分返した日本は何て人が良いのでしょう。でも何故か公開されなかった。何とも複雑な事があったんでしょうね。アメリカの「日本は委託会社」的なイメージはいつまで経っても変わらないんでしょうね。くそぅ。
まあそんな複雑な事情を腹に溜めて、ロンデニオンで見ていましたが、終盤辺りでいきなり映像が乱れまくり(泣)折角最後の最後、それも最終対決でいきなりの乱れ。くそぅ、こうなったらLD落札してやるぅ! 
その後メガトロン様を購入して帰ってきた。3CHさんには朝までつき合わせてしまった。ちょっと反省。明日も頑張ってください、3CHさん。
それではまた〜(’_’)ノシ