ペールゼンファイルズ第四巻

第七話 狙撃
極北基地に向かう際、キリコ達の輸送機がエンジントラブルを起こし不時着してしまう。不時着した矢先に突然の銃撃。それはギルガメス浄化委員会の狙撃であった。彼らはキリコ達に死神シナスコであるゴダンを機外に出す様に要求する。迎撃しようとするが、輸送機が飛ばなければATも出せない。キリコ達は仲間であるゴダンを人柱にするしかないのか。
遂に死神シナスコが小隊皆にばれる回。それと共に、機内にいる誰がゴダンを売ったかとか誰が内通者なのか、と言ったミステリーもちょっと織り交ぜたお話。言うなればゴダン主役の回(笑)でも仲間を売らずにキリコが打開策を見つける辺りで小隊長であるバーコフが空気になってます(笑)またコチャックがずっと駄々をこねているのですが、四巻にもなるともう慣れました(笑)打開策が見つかる中、銃を持って強気になっても、

皆ガン無視(爆笑)
なのにはマジ笑った。ATも活躍しますし見応えタップリの話です。戦闘中の軽快な音楽(旧音楽ではない)が結構良かった。
は、早く主題歌エンディングを収めたサントラCDを……!
第八話 冷獄
撤退を行っているガレアデ中央基地ではワップが上級曹長から少尉へと昇進していた。その昇進と共に基地司令官を殺害した犯人を見つけ出す任務を帯びる。極北基地へと向かいキリコ達の中から犯人を見定めるワップ。そんな中、彼らの元に異常気象が舞い降り、ダウンバーストと呼ばれる現象が刻々と近づいていた。零下180度の冷獄を、キリコ達はどうやって凌ぐのか。
ワップ少尉殿大活躍の回、と言うより広瀬正志の回と言っても過言では無いですね。物語中殆どモノローグにせず、ずっと喋っている彼は独り言が大好きなのか(笑)にしても二階級特進って……(泣)
広瀬「監督、やっぱり私ゴダンに叩き落されちゃうんですか?」
高橋「………(にま〜)」
と言うやり取りがあったとか無かったとか(笑)マクロスフロンティアではそういうやり取りがあったそうですが。皆も薄幸の広瀬正志さんを応援しよう!(笑)
今回は雪上戦。雪の中の戦闘と言う事で、結構ダッシュは控えめかなと思ったら、新装備アイスブロウワーのおかげで皆さんご機嫌でした(笑)ザキが雪の上の方がスピードがもっと増すと言う事から、普通の路面のダッシュよりもスピードが出ていそうです。つか転倒しただけでチャビィー(ファッティーの新型)が撃破って凄いスピードなのかも知れん。
アイスブロウワーの性能は「雪を足部底面から吸い込んで上部側面から排出する」や「吸い込んで雪の中に潜れる」とか「ATの足よりでかいホイールで潜ったまま進む事が出来る」等、何だかとても同じ世界の物じゃないみたいです。潜ったまま走って、一瞬で塹壕を作るとか結構凄いわ、この装備。


超高速戦闘を描くだけでなく、撃破時のエフェクトも完全に進化。

CGとセル画の合成で破片を表現。派手に破片を振り撒いて転がっていくチャビィーが最高にイカス。まだまだボトムズ最高の作画OVA「野望のルーツ」までとはいきませんが、ようやくボトムズらしい作品に仕上がった様な感じがしました。因みに戦闘中の音楽がまた軽快なものに。だから早くサントラを……ッ! と言う訳で総合的に話も面白いしアクションも派手目。一番良かった巻だと思います。何気に分隊に所属されてから初めてコチャックが一機撃墜してた(笑)
そう言えばライナーノーツはキャラ原画集でした。ワップはどうやらカン・ユーと同期と言うだけらしいです。しかしいい加減ワップのファーストネームを決めてあげて(笑)最終巻は塩山原画と言う事で期待大です。
で、ゲストさんが何気に豪華。狙撃での副操縦士ショキット(なんちゅう名だw)は子安武人さん、冷獄の二言しか無かった名も無き(……と思ったらノムと言う名称ありw)中尉は松本保典さん。同じく冷獄の極北基地のマナガル司令官に大塚芳忠さん。子安の雑魚っぷりが何気に笑えます。と言う感じで今日はここまでで御座います。
それではまた〜(i_i)ノシ