都条例問題

18禁表記はありませんw

さて、ミクシィの方では結構意見を出したりしているエクシですが、こちらには全くノータッチなのでちょっと色々意見を出してみよう。

さて、私は石原都知事と言う男が大嫌いです。
太陽族を生み出した「太陽の季節」や「処刑の部屋」そして「完全なる遊戯」等など、問題のある作品をガンガン出版し、それらの映画化までされると当時の若者達は映画の模倣を続出させました。昭和31年代辺りは判明している強姦事件に限って言えば5000件を越すと言う。映画館で石原作品を見た男が、そのまま映画館のトイレに行こうとしている五歳の女の子を強姦したって言う話もあったみたいだし……。

参考までに四コマ化した漫画を載せてみる。
性教育の本を書いたり、子供の教育を書いた「スパルタ教育」と言う本も出しているらしい。
http://hirorin.otaden.jp/d2010-12-08.html
「23 ヌード画を隠すな」
「25 本を、読んでよいものとわるいものに分けるな」
等など。

一番アホっぽかったのはコレだよな。親は子供のおちん○んを賛美しなくてはならないって項目(笑)
と言う本を色々出している石原慎太郎

さて、今月の12月15日にエロ漫画規制条例が可決されてしまいまいました。石原都知事肝いりの法案で、ごり押しするつもり満々で推し進めた条例です。青少年の健全な育成の為にエロ漫画を完全規制する法案ですが、その解釈は実は結構曖昧で、拡大解釈すれば漫画やアニメ界が萎縮し、作品が作り難くなってしまうだろう、と言う懸念が最大の関心事です。

まあ、それは良いとして。
上記の内容を見れば、多分、今年最高の、
てめぇに言われたくねーよ!
的な感じがして良いですね(笑)

さて、どの口が言うのかと言うこの石原と言う男、極右だと言われていますが実際に金次第であっちに行ったりこっちに行ったり。差別主義者でファシスト、上記の様な極めて危険な思考に満ち満ちた作品を手掛け、その気性はかなりサディスティック。
http://homepage3.nifty.com/m_and_y/genron/ishihara/data/19990918fuchuu.htm
障害者の施設に行けば知的障害者を生きている価値無しと処断し、同性愛者を差別し、勝ち負けに拘る陰気な性質。正直、こんな男が都庁のトップにいると思うと危険で危険で仕方ないと思うのですがどうでしょうか。最近ではアルツハイマー入ってまだらボケだって言う噂も聞く。
更に、今回の条例を推し進める過程で、81回に及ぶPTA団体への説得活動は違憲ではないかという意見も出ている。
http://www.pjnews.net/news/909/20101219_5
そうだよな、コイツは都知事であっても只の公務員なんだから、政治的活動は禁止されているはず。しかし81回にも及ぶその活動は正に政治的偏向とも言うべき活動だと言える。つか税金を何に使ってるんだてめぇは。


さて、こんな感じで正直かなり性格に問題のある男が漫画やアニメと言うメディアに対し牙を剥いた。その目的は「自分の作品が売れないから」とか「実写を規制しないのはヤクザが怖いから」等など色々な憶測が出ている。まあ多分どれも正解なのかも知れないが(笑)
でも一番怖いのは、規制の過程で出版社や作家から金をせしめる、と言うモノだ。例えて言うなら国が推し進めるJASRAC。歌を歌えば登録、CD出せば登録、カラオケで曲を出せば登録と、自分達は何もしていないのに登録料をせしめる機関、それがJASRAC著作権の登録と言うだけでお金を貰っている何もしない団体。ヤクザのミカジメ料より性質の悪いその機関のおかげで、日本の音楽業界は衰退の一途を辿っている。因みにミカジメ料のミカジメの意味は「三日締め」らしい。ああ役に立たない無駄知識。
つまり漫画界や出版業界にもそう言った「規制」と言う免罪符を手にして、いつの間にか業界に国が介入する、そんな最悪の事態だってあり得る条例なのだ。因みに漫画を登録するんじゃなくて「審査」する事で金をせしめようって考えてるかも知れないね。国の機関の「審査」って滅茶苦茶高い上に時間も無駄に掛かる。考えてみると凄い恐ろしい未来が待っている様でとても戦々恐々としている自分がいるのだ。
エロ漫画と言えど、一応は文化である事に変わりは無い。文化に政治が介入して良い事があったか? 一度も無いだろう。中国を見ればそれが分かる。毛沢東が一体何をしただろうか? 昔の良き中国は奴の手によって破壊されてしまった。犠牲者は数千万とも言われる。
そんな予兆とも言うべき今回の条例は絶対に廃案にしなくてはならないのだ。大体、条例をごり押しする過程も問題あれば、出版社との綿密な会合も一切行われず、スピード、電撃的に可決した今回の条例は明らかに民意を無視した差別的行動であると言える。
エロ漫画や規制、ゾーニング出版倫理協議会が規制を行っている。それに10社会とも言うべき列強の出版社、東京アニメフェアへのボイコット、そして今の協議会も今回の条例に大反対している。綿密な話し合いも行わずに勝手に条例を出し勝手に可決した。今出版業界は混迷の極みに達しているだろう。
何度も言うが文化に政治が口を出して良かった試しなど一度もない。規制は出版社側で自主的に行うのが適当だと言える。

さて、見方を変えて、出版社側と言うか、実質的に倫理協議会が行っている自主規制に関して言及してみよう。
秋葉原に行ってみる。チャンピオンREDいちご、すもも、さくら等。その内容は実はかなり過激の極みに達している。局部等の描写はさすがに無いが、その作品には性描写がかなりふんだんに盛り込まれ、人気漫画の「あきそら」では主人公を中心に近親相姦、並びに下級生上級生と乱交行為とも言うべき描写に余念が無い。
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/51085271.html
そして恐ろしい事に、これらは全て「一般向け」漫画である。
つまり少年漫画であるジャンプやサンデーの隣に堂々と置いても良い雑誌なのだ。因みに石原は「いちご」を見て規制する事を決めた、と言われている。

問題のある漫画はそれだけではない。B6サイズと呼ばれている青年漫画のコミックス。それに合わせる形で成年向け漫画とも言うべき内容のB6サイズコミックスが巷では溢れかえっている。そしてその判別は実際に内容を見なければ分からない。そんな暇が普通の書店にあるだろうか? ただでさえ毎日入荷する雑誌を陳列するだけで手一杯な一般書店がそんな判別等出来るはずも無いだろう。勿論、こう言ったコミックスも全年齢向けコミックスとして売り出されている。

もっと言えば自分が中学時代からあったペンギンクラブ等と言った真ん中をホチキスで止める装丁の成年向け漫画雑誌。実は書店が分かっているから区分陳列されてはいるが、TOP表記の例で言う雑誌の表紙には「18禁」の表記は無い。見方を変えればこの雑誌も成年向けではなく一般の全年齢雑誌と言えるだろう。
勿論、高校生がこの雑誌をレジに持ってきたら店員が買わせないようにするかも知れない。だが、表記が無いと言うのも問題がある事は確かだ。実際に自分、高校生時代に学生服で買った事あるし(笑)

と言う事で、結局規制される側にも問題がある事は確かだと言えるかも知れない。出版倫理協議会が実質的に規制を行ってはいるが、現状ではまだまだゾーニングは不完全と言うしかないだろう。秋葉原に行けば良く分かる。あの街では毎日飛ぶ様にエロ漫画が売れ、不景気な今の世情の中で一番潤っている街かも知れない。

さて、今後はどうすれば良いかと言うと。
まずフルーツ雑誌とも言うべき雑誌社はその作品に全て趣向を変えてお色気漫画(所謂全裸とか裸にタッチする程度の描写に抑えた漫画)に移行するか、雑誌の表紙に「18禁」と表記するかの二択。B6サイズのコミックスも出版社側が自腹で、もしくは倫理協議会に働きかけて「18禁」シールを表紙と背表紙に貼り付けを義務化する。ホチキスで装丁された成年向け漫画雑誌も、表紙に必ず「18禁」マークを表記する事を出版社側に約束させる。
そして最後にこれら全てを区分販売する様に書店に働きかける。
等など、考えてみれば対抗策は幾らでも出てくる。要は国に規制させるのではなく、自主的に規制して条例をザル法案にする事が肝要だと言えるのではないか。
大体、一部の出版社が自社の漫画がより売れる様に過激な描写を列挙させる等、正直言語道断だ。自分が高校生の頃はそんな漫画は一般向けでは無かったし、お色気漫画で我慢していたのだ。今現在の学生や少年にも同等の我慢が必要だと思える。
……まあエロ漫画画像なんてネットで幾らでも氾濫しているから意味が無いと言う意見もあるだろうが、国側にそう言った隙を見せてしまうと言うのもある意味問題だろう。

今回の条例が本格的に始動するのは来年の七月。出来るだけそれまでに自主規制を完璧にしておかなくてはならないと考えるのだ。

ただ、石原の馬鹿都知事は来年の三月までで都知事は辞退するし、東京アニメフェアが本格的に中止になる見込み等、今後どうなるかは正直読みようが無い。
http://gigazine.net/news/20101221_aja_taf2011/
兎に角こう言った自主規制の流れや、石原の様な馬鹿都知事の動向、そして今後の漫画・アニメ界の現状に傾注しなくてはならないだろう。

エクシは少年漫画もアニメもエロ漫画も少女漫画も大好きで、愛しているとも言っても良い。例えどんな正当な理由があろうとも、漫画と言う文化を否定する権利は誰にも無い。
今後も漫画・アニメを守る為に書き続け戦い続けます。