にわかホタル博士のうんちく(笑)

ボクの写真を撮ってごまかす気かお?

こんばんは、エセホタル博士のエクシードチャージです。ここ最近レイ君と散歩する度ホタルを見て、毎日のようにネットを探索するのが日課になっていたり。なんなんだこのホタルへの執着は。ま、コラムのネタにし易いというのもありますがね。
今日のホタル情報〜。今日はいるだろうと思ってまた山の入り口に行ってみました。しかし・・・
「ドドドドド・・・・・」
凄い濁流でしたね。そうだった、今朝はかなり雨が降ったんだった。そりゃ山から水が流れてくるわな。と言うわけで、今日も三十分歩いて10匹位。でも、かなり高く飛んでるのはいました。木とかに留まってたり。何か毎日出ない理由を言い訳しているような自分がいたりして・・・

まあとにかく、大体の出現パターンが掴めてきました。
①暑すぎる夜には出現しない。寒すぎても出ない。
②霧の濃い日には出ない。雨の降る前も、後にも出てこない。
③根城にしている川の流れが緩やかな時にしか出ない。
④昼に暑すぎない、ポカポカした陽気。夜は上着が要らない、風が生暖かい位の時に一番多く出現する。
⑤月明かりが強すぎると出ない。
こんなところでしょうか。彼らは彼らなりに頑張って生きているようですが、いかんせん生物としてちょっと弱すぎる感がありますな。もうちょっと他のタフな昆虫を見習おうよ。
で、何故光るかという事ですが、やはり決まった答えは出てこないです。でも「ほたるこい」という唄がありますね。

ホー、ホー、ほたる こい あっちの みずは にがいぞ 
こっちの みずは あまいぞ ホー、ホー、ほたる こい

三上留吉と言う方の童謡です。昭和8年作。童謡や童話には不可思議な意味合いが込められているものが多々あります。これはホタルの生態に基づいて唄った唄なのだと思いました。そう言えば以前書いたコラムに「配偶行動、敵に対する威嚇、その他これは食べると不味い事を警告する等」と書きましたっけ。この唄でも同じ事が言えますね。要するに、ホタルが発光するのは仲間とのコミュニケーションであると言う事が多分一番近いのではないかと思います。人間だって集まって会話しますしね。
ホタルが宙に舞う時、例えば求愛だったり、例えばここに食糧がある事を教えたり、例えば他の生物を威嚇したり同族同士で喧嘩したりと、発光次第では様々な表現が出来るのかもしれません。しかし、そんなパターンは人間に理解できるはずが無いし、例え実験でホタルを閉じ込め光り方を研究しても余り意味が無いのかもしれません。自然の中で光るからこそ本当のコミュニケーションが出来るのだと漠然と感じます。

むー・・・しかしそろそろホタルの期限切れ。六月中旬辺りが締め切りになる可能性が高いのですが、今年は少し春が遅かったりしてたからまだ見れるかもしれません。ホタル達もまだまだ飛べるんだと勘違いしているかもしれませんしね。「今日のホタル情報」はホタルが出なくなるまでしようと思います。
皆さんにも、ホタルが見れる場所があるといいですね。


余談。
K自然博物館の館長さんが多くのお客・・・じゃなく見学者を連れて「里山ヘイケボタル観察会」を開いていました。雨天中止ではありますが、今日は午後から晴れてしまった。でも河の流れが激しいせいでほとんど見れない。確か2100円は先払いだったはず。ちらほらしかいないのを見てがっかり(もしくは憤慨)してる見学者多々発見(笑)来る前にちゃんと調査しようぜ?館長さん。