音楽コラム リトルグッバイ by ROCKY CHACK

まあアニソンなんですけど侮るなかれ。これがもう頭の中でずっと巡っている状態だったので、ちょっと稽古の後探して購入。ゼーガペインのエンディング曲です。
メインボーカルのnoeさんの透明な声と繰り返しのフレーズがとても儚げで切なげ。ちょっと音が外れたらすぐに壊れてしまうような脆さを感じつつも絶妙なバランスで曲を構成しているのが秀逸。バックコーラスの山下太郎さんの低い声質と、メインのnoeさんの高い声質が絶妙にマッチして心を鷲掴みされるような感覚は筆舌尽くしがたい。
ああ、音楽のレビューとか感想って難しい。とにかく儚げな歌の調子を聞いていると、泣きたくなる様な衝動に駆られます。視聴するならこちら。メディアプレイヤーで聞けるはず。聞いてください。いや、聞け!(笑)
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A020423/VICL-36058.html


目が覚めて 夢の痛みが 夜にとけていく
風の街の つめたい空が 全てを変えてゆく

時が戻ったら 時が戻ったら 時が戻ったら

キスしてグッバイ ありとあらゆるもの
めぐりゆく時に めぐりくるあなたに

記憶のふちで 時はくりかえす
イメージをみた イメージをみたくて


このROCKY CHACK(以下RC)は下記の五人のメンバー
山下太郎(ボーカル)
有馬野絵(キーボード,コーラス)
平良育哉(ギター)
藤島一郎(ベース)
小杉環(ドラム)
で構成されていたのですが、2000年に所属会社が解散してしまったせいで事実上ばらばらになってしまった惜しいバンド。しかし去年末にクリスマスソングをマキシで発表して復活。メンバーの五人の内二人がバンド名を継承している状況ですね。その際、メインボーカルの山下太郎さんの他に有馬野絵さんもボーカルを担当する事になって、今回の「リトルグッバイ」ではメインボーカルが有馬さん、つまりnoeさんになったらしいです。んでもって太郎さんはバックコーラスに。最初からそうしていれば人気が出たのでは・・・なんて思ってないよ?(笑)解散前の曲はあんまり聞いてないからそこら辺の感想は出来ません。とにかく、解散前と解散後じゃ全く別のバンドなんですよね。模型店店長のM君もそう言ってた。
まぁ、何にしてもちょっと局地的な人気を呼んでいるバンドです。二人ボーカルでかわるがわる唄うなんて、ちょっとZABADAK(ザバダック)を思い出しますよ。
この歌詞はゼーガペインの物語にも深く関わっていて、データだけの存在になった主人公や登場人物の心境と、ヒロインの心情が痛い程伝わってくるような感覚に捉われます。物語はただ今とんでもない状況ですが、最後はハッピーになって欲しいなぁ。頼みますぜ、サンライズさん。
聞いてみて、気になったのならCD屋さんへGO!一杯売れればアニメのクォリティが多分上がるはず(笑)頑張れゼーガペイン、頑張れRC!
エクシードチャージは彼らを応援します。