35℃越えは当然

明鏡止水の心あらば水をも斬れる也!

二日目は福井県内を回ります。
十時半にK先輩と県立病院で待ち合わせ。県立病院!?どこか悪いのだろうかと心配したが、何のことはない、先輩の実家が病院の隣なだけ。それに車が出入り出来る場所なんてここ以外無いだろう。それにこの暑さ。10分外で待ったらへたばって泣きそうな位いい天気です。
そう言えばここら辺一体はK先輩の苗字が多いようで。実はここら辺を牛耳っていた上士だとか!? 何にせよ名家の出身なのかも? 
さて、回るべき所は結構多いけど、母上がお寺好きなので永平寺とか宝慶寺(ほうきょうじ)とか色々。永平寺はかなり大きい寺なので多分今日は回れないんじゃないか、とも思われたけど明日を楽にする為に今日回ることに。
ではその通り道である一乗谷へ。途中の一乗滝、ここでは佐々木小次郎が「燕返し」を編み出した場所らしい。余談だけど、どっかの佐々木小次郎は一回の斬撃で三回斬る。実際の小次郎もそうだったら武蔵に負けないと思うのだが。実際それ位じゃなきゃ燕なんて斬れないよ。と言うか、対戦したかどうかも怪しいもんだけど。分からない人は分からなくていいですよっ。
でもまあそれよりも、滝に打たれてみてぇ〜。
そして朝倉氏遺跡へ。朝倉義景と言えば一乗谷の戦いで織田信長の敵側、なんだけど復元された町並みはどちらかと言えばのどかな城下町風。朝倉邸もそんなに豪奢な作りではなく、平民に解け込んでいるような感じ。いい城主だったんだと思うが、そんな町並みを地獄にしちゃう信長マジ外道。あ、写真撮って無いや、ごめんなさい。

次は宝慶寺。ここは永平寺を開いた道元禅師の正統なる弟子、寂円禅師が開いたお寺。道元禅師の教えを忠実に守っているのはここしかないと言われているらしい。観光客は自分達しかいなかったせいか、とても静かで都会の喧騒とは全く無縁な場所だったと言えるだろう。三人でとてものどかな感覚に捉われた。何故か牛と犬を奉っているお堂あり。これは寂円禅師が山奥で何日も坐禅をしていると犬が野獣を追い払ったり、托鉢の時には牛が来て手伝ったりしていたからだそうな。どこからともなく犬と牛が来て始終そばを離れないという忠誠ぶりは何か可愛スギ。とぐろを巻いた龍の彫り物、水のみ龍は見れなかった。ここはもう一度来てみたい場所だと思いましたよ。


お昼御飯はお蕎麦とソースカツ丼。本当は新鮮な鮎を食べれる場所があったけど、そこは不況の為か潰れてしまっていた。でもソースカツうまー。これはこれでとても美味しかった。

で、永平寺道元禅師が開いた大きな寺で、曹洞宗大本山。ここでは何でも修行にしちゃう修行好きの人が集まる場所、なんじゃないかと思うしかない所だ。何でも御飯作るのも修行、掃除やお風呂やトイレに入るのも修行、とにかく一般生活から坐禅まで全て修行の空間にしちゃった場所なんだそうな。今現在でも200人からなる修行者が生活しているのだそうな。山に寺を開いただけあって階段がそこかしこにあるお寺。福井で観光客が最も多い場所だと思われる。つーかバリアフリーには程遠いということだけは分かった(笑)一応エレベーターやスロープがあるけど、頂上まで行くには結構道のりきついだろうな。
正直な話、人が多く回っているだけで疲れる場所という印象しか思いつかない。さすが日本有数の修行寺。回るのも修行だと言うことか!(笑)

この寺で回るのに一時間位は掛かったと思う。帰りに安い模造刀(脇差)を買って帰路に着くことに。その途中、古めの玩具屋を先輩に案内して貰うが、どうもこのお店は今風の玩具しか仕入れてないようだ。古めの玩具ありますか?と聞こうと思ったが、時間があまり無かったのでまたの機会にすることにした。
本来先輩は四時頃に帰らなければならなかったけど、永平寺のおかげで五時に帰ることに。すいません、先輩。そして有難う御座いました。
ホテルに帰ったら最上階に和風料理屋があるとのこと。そこで今日のリベンジ、鮎を食う。鮎も食べて、観光地は大体回れて本当に大変だった(運転全部俺)が充実した一日でしたよ。
さて明日は…つーか今日大体回っちゃったじゃん。明日どこに行くのさ?
それではまた〜。