英雄伝説Ⅵ空の軌跡をプレイ

ファルコム純正最高!!

ども、エクシだよ。
最近PSPのゲームにはまってる自分なのです。その英雄伝説Ⅵ「空の軌跡」のちょっとした、簡単な概要を。


まず、ファルコムと言うゲーム会社があります。
元はアップルコンピューターの代理店で、副業として出したパソコンゲーム(当時はマイコン)が1980年代にヒットしてファルコムの社名を日本ファルコムと改名し分岐。80年代から連綿とヒット作品を放出し続けたゲーム会社です。
アクションゲームでヒットしたイースシリーズは現在ではⅥまで系譜を繋ぎ、最近ではまた新作が出る予定です。今回の英雄伝説シリーズは調べてみるとかなり根が深く、その起源はどうやら「ドラゴンスレイヤー」と言うゲームから続くシリーズだと言うことを知ってちょっとびっくり。シリーズは普通のRPGからアクションRPGに至るまで様々。羅列するとこんな感じ。


ドラゴンスレイヤーI:ドラゴンスレイヤー(1980年代)
ドラゴンスレイヤーII:ザナドゥ(1985年)
ドラゴンスレイヤーIII:ロマンシア(1986年)
ドラゴンスレイヤーIV:ドラゴンスレイヤーIV ドラスレファミリーファミコンナムコ制作1987年)
ドラゴンスレイヤーV:ソーサリアン(1987年)
ドラゴンスレイヤーVI:ドラゴンスレイヤー英雄伝説(1989年)
ドラゴンスレイヤーVII:ロードモナーク(1991年)
ドラゴンスレイヤーVIII:風の伝説ザナドゥPCエンジン、初のファルコム純正家庭用機器作品1994年)


で、このドラスレシリーズの六作目の英雄伝説というのが枝分かれして、シリーズ化。これも羅列しちゃおう。


ドラゴンスレイヤー英雄伝説
ドラゴンスレイヤー英雄伝説II
英雄伝説III 白き魔女
英雄伝説IV 朱紅い雫
英雄伝説V 海の檻歌
英雄伝説VI 空の軌跡


途中の三作目、白き魔女からガガーブトリロジーというシリーズになり、時代が違っても世界観が同じらしく、知っている人はプレイ中にニヤリとさせられる演出や、キャラクターが登場すると言う物。空の軌跡はガガーブシリーズではないらしく、RPGのシステムだけが継承されたような感じ。
まあ、ファミコンロマンシアとかやったことがあるエクシなので、実際に枝分かれしていても系列が同じだと言うことは全く知りませんでした。
PSP版ではこの白き魔女からリメイクされましたが、制作がバンダイが作った物なので正直かなり駄目(ロードが長い、システムが糞)なゲームでした。実際に、ファルコムというゲーム会社は自社で家庭用ゲーム作る程の資本力はそれ程無く、原作のデータを他会社に提供し、他の会社によってゲームが制作されると言うのが大体の流れ。
しかし! しかし今回の「空の軌跡」は純正ファルコム作品で、システムやプレイ環境が激変。全く別物の作品と化しています。何て言うか…良い意味での「ファルコムの匂い」が良く染み出ているゲームだと申しましょうか。私はwindowsイースシリーズを何作かプレイしましたが、これがファルコムの実力!?という事をしみじみと感じさせられる作りでした。美しい背景と滑らかなアクション、それでいてプレイのし易さは他のゲームの追従を許さない。何て言えば良いんだろう…そう、プレイヤーの事をちゃんと考えているゲーム作りと言ったほうが良いでしょうね。ファルコムと言うゲーム会社は常にその事を念頭に置いてゲームを作っている。だから二十年が経過した状態でも良い作品作りが成されていると思われます。


空の軌跡」はガガーブシリーズとは違い、魔法や機械が入り混じったFFの様な世界観。主人公の棒術使いの少女エステルと、二刀流で戦う少年ヨシュアの正遊撃士を目指す旅を描いた物語。遊撃士とは国家に認められた民間人で構成された何でも屋さん。子供の探し物から紛争の鎮圧まで多岐に渡る仕事をギルドで統括し、様々な事件を解決していきます。主人公ら二人は準遊撃士から始まり、王国各地のギルドを回って正遊撃士の推薦状を全てのギルドから貰う事で晴れて遊撃士して一人立ち出来ると言う感じ。父親の失踪から始まり、王国内部の陰謀を少しづつ解き明かしていく手法はさすが、と言うしかありません。
現在第二章。じっくりゆっくりやっていきたいゲームであります。


さて、ガガーブシリーズの白き魔女はやるのが苦痛でしたが、ストーリーはまずまず面白かった。物語はファルコム謹製だから面白いのは当然ですかね。いつからだったでしょうか、最近のファルコムのゲームは二人の男女主人公と言うのが多いです。2001年に出た「ツヴァイ!!」と言うゲームは男の子が剣を、女の子が魔法をと言う感じで使い分けてゲームをクリアしていく感じがこ気味よかった。女性一方男性一方では無く、男女の二面性でゲームを展開していくのは面白いと同時に、イースの様な全く喋る事が無い主人公アドル・クリスティンを前面に押し出した漢らしい物語とは違って、二人いれば寂しくない、二人いればどんな強大な敵でも怖くないと言う感覚をプレイヤーに持たせてくれます。
なので、二人の関係はかなり遠くて近い存在と言うものばかりでした。「白き魔女」のジュリオとクリスは村の成人儀式により巡礼の旅へと出発すると言うもの。幼馴染で二人とも思考が子供な為、当初は男性女性の区別と言う物が微妙に分かっていないようですが、旅を続ける内に頼れる存在、守るべき存在としてお互いを認め合うと言う良い感じの二人に成長していきます。実際最後まで意識しあう程度で終わりますが。
ツヴァイ!!」では再婚同士の連れ子と言う二人で兄弟でありながら血は繋がっていないと言う関係。因みに両親は病で亡くなっている? 「白き魔女」同様に女の子の方が何ヶ月か年上で主導権は大体女性に。女主人公ピピロと男主人公ポックルの二人で攻略するアクションRPGで、旅をする内に互いを意識しあう(以下略(笑)でも実際は最後まで意識しあう程度で(以下略(笑)
今回の「空の軌跡」も戦災孤児となった(攻略中なので定かではないですが)ヨシュアエステルの父親カシウスが養子にする所から始まり、二人きりの旅の中で(以下略(笑)やっぱりこれも最後は意識しあう程度で終わるかもしれません。こういうのをファルコム節って言うのかも(笑)
只今攻略中です。ファルコムの登場キャラクターは魅力ある物ばかりなのでかなり楽しみ。クリアするのが勿体無いくらいなのでゆっくりでも確実に解いていきましょうっと。皆さんもPSP持ってたらファルコムを応援する意味でこれを買うのだ! 絶対面白いから! 約束だぞ!?(笑)
それではまた〜。


余談。
因みに白き魔女は発売日から数日で売り飛ばされていました。一ヶ月もすれば新品でも値が半額以下まで落ち、クソゲーの烙印を押されちゃった可哀想な作品。しかし、空の軌跡は未だ値が落ちず、売り切れている店舗も多々あり。今の内に買っておいた方が身の為ですぜ?