ライオン丸G見参!

赤い服ってデザインが凄いね

今日も今日とてマニアックな話をするエクシです。
今回は「ライオン丸G」を紹介しちゃいましょう。ライオン丸、と聞いたことがある方はもう三十代以上ですね?(笑)
さて怪傑ライオン丸と言う番組がありました。1972年(やっべ!同いど(略)4月に放映され、戦国時代を舞台に時代劇のチャンバラブームを復活させ、更には変身ポーズを流行らせた有名な特撮(?)作品です。全54話も放映された極めて人気の出た作品と言えるでしょう。続編として「風雲ライオン丸」が放映されましたが、純時代劇の作風を崩され(ロケットで飛んだりガンマンボンチョ着たり)ヒーローのライオン丸がたてがみを廃し兜を被って精悍にしたつもりが、メスライオンと罵られ(確かにあれはメスライオンだ…)人気が出ず、打ち切りになってしまいました。ジャッカーの時もそうだけど、路線変更って本当に諸刃の剣ですね。怪傑と風雲のOPを両方リンクしておきます。見てね?
http://www.youtube.com/watch?v=DLLk80DA980
http://www.youtube.com/watch?v=8d3etlGd_U4&mode=related&search=
で、前作(正確には前々作)は戦国時代に暗躍する暗黒魔神達をやっつける忍者(なのか?)のお話なんですが、今回のは一転して大人向けの番組作りで近未来のネオ歌舞伎町が舞台となっています。


ネオ歌舞伎町と名前を変えたこの東京の一角は近年ますます治安が悪くなっていった。それと言うのも、裏社会で生きる者がばら撒く「スカルアイズ」と呼ばれるコンタクトレンズが原因だった。このレンズを装着すると人間の理性が無くなり、凶暴な力を身に付け欲望を満たすだけの生き物になってしまう。犯罪は激化する一方で、警察もほぼ見てみぬふりを決め込んでいた。
万年最下位ホストで借金まみれ、女にはもてない駄目人間獅子丸はとある事件を解決すれば借金を三ヶ月分減らしてくれると言う仕事を請け負ったが、それは凶悪ホスト狩り集団スワンキーズをおびき出すと言う危険な物だった。しかし、雇い主のジュニアはおびき出す囮役を初めから捨て駒にする気だった。絶対絶命の獅子丸。その時現れた謎の老人から金の小太刀「キンサチ」を受け取り、小太刀を抜くとたちまち小太刀は太刀になり獅子丸の身体を変容させていく。戦国時代に活躍した正義の忍者、ライオン丸が今、復活したのだ!

と書いてみれば聞こえは良いのですが…この現代の獅子丸は臆病で弱虫、悪人ではないが良い所が見出せない困ったちゃんなので、
「もうやーだー!!!ライオンなんかもうやだー!!!」
と言って変身アイテムである「キンサチ」を何度も捨てたり質屋に売り飛ばそうとする始末。しかし、ふとしたことで知り合ったキャバクラ嬢のサオリとその妹コスKの為になけなしの勇気を振り絞ることもあり。
スワンキーズをライオン丸に変身して撃退する獅子丸。ひょんな事から大いなる力を身につけてしまった彼の運命やいかに? 出来れば悪人にその力を使われないといいなあ……って三話目でもう悪人の用心棒にされてるし! それで喜んでるし! 
まあそのうち、正義に目覚めて弱き者の為に力を振るってくれるといい…なあ?


さて、そんな感じでこれのどこがライオン丸? って感じる方もいらっしゃると思いますが、主題歌が前作のカバーだったり、前作登場キャラクターの殆どが同じ名前だったりしています。主題歌「風よ光りよ」をカバーしているのは「宇宙刑事ギャバン」の主題歌等を歌っている串田アキラさん。分かってるなぁスタッフ。
くの一の沙織がキャバクラ嬢のサオリ(源氏名)に、マスコットキャラの小助(男の子)がサオリの妹コスK(自費出版雑誌のライター名)に。後、前作の悪役ゴースンが多分敵の組織豪山興行に。因みに現代版の獅子丸が使っている大型三輪バイクはヒカリマルって名前で、前作ではライオン丸の愛馬だったりします。
って殆どのキャラクターの本名ワカンネーじゃん! 獅子丸だってどーせホスト名だと思うし。タイガージョーの虎錠之介も…多分偽名だよな。こうして比較してみると結構面白いですね。
さてはて、これからの獅子丸の運命やいかに? 日曜の深夜にテレビ東京系で放映中。全13話予定。みじけぇぇ!!
皆も駄目人間獅子丸を応援しよう!(笑)
それではまた〜。


余談。
MO君が「この番組特撮番組っていえるんでしょうかね?」って言ってた。うん、でも前作も変身位しか特殊効果使ってないし! ある意味原作に忠実かも!?(笑)