THE BLUE DESTINYの事

高山BDカッコヨス!

ヤッフー! エクシだよ。
今日は皆さんが大好きな機動戦士ガンダム外伝「蒼き戦慄」(1996年〜1997年発売)の事について話しちゃおっかな。
さて、セガサターンと言うゲーム機がありました。このゲーム機はファミコン時代やスーファミ時代のゲームと違い、声が出たりポリゴンが動いたりした画期的な世代ゲーム。この頃はかなりセガもPSに押され始めてたような気がします。だってセガサターンのスペックとか情報公開とかが余りにも遅かったようだから、満足に性能を活かしたゲームが出せない状況になり、終いにはギャルゲーマシンと呼ばれるようになってしまったんですよ。ギャルゲーはまあその名の通りギャルばっかり出るゲームですが、要するにイラストレーターが書いた一枚絵をゲームの中で走らせるだけだったからそんなに技術的に難しくなかったからガンガン出た。そのおかげで、結局ポリゴンゲームで良いものは自社製品ばっかりになって、2Dのゲームがサードパーティから産出されまくったって訳ね。
まあそれはいいや。蒼き戦慄と言うゲームはサターンがせっかくいいマシンなのに情報公開で余り良いゲームになれなかった作品と言えるかも知れません。
さて、ゲーム内容は3Dポリゴンを使ったコクピット視点からの3Dアクションゲーム。なので、自分の機体は見ることが出来ません。敵しか見えないわけね。せめてビルのガラスに写った自分の機体を表現したりして欲しかったですが。ゲームは三部作構成になっていて、一枚に付き大体五面位? それを三枚分だから15面位だったような。考えてみれば丁度10年なんですね。ではブルーテスティニー10周年と言うわけで(何が?)粗筋をばばっと言っちゃおう。

戦慄のブルー(ディスク一枚目)
一年戦争も末期、実験部隊に配属された主人公ユウ・カジマ少尉は、ジオンの物でも無い、どちらかと言えば自軍の配備機体、ジムに似た所属不明機に作戦行動中、襲撃される。実はこの機体はある実験過程で生み出された特殊な機体だった。ニュータイプ、それは戦争で進化した特殊な精神感応能力に優れた人間の事である。その人間の能力をコンピューターのオペレーションシステムにコピー、搭載し、機体の能力を限界まで跳ね上げるシステムを構築する。そのシステムの名はEXSAM。EXSAMシステムが搭載されたMSは全部で四機。その内の一体が暴走を起こしユウが率いる部隊に攻撃を仕掛けたのである。凄まじい機動で一般のMSを圧倒するEXSAM搭載機を何とか退けたユウ。しかし、次の作戦ではユウ自身に正にその暴走を引き起こすであろう機体、ブルーデスティニー(以下BD)を配備されることになった。
蒼を受け継ぐ者(ディスク二枚目)
その機体を乗りこなし、たった一体のEXSAM搭載マシンでジオンミサイル部隊を殲滅するユウ。困難な作戦を難なくこなせる機体ではあるが、その超機動はパイロットを失神させてしまう程の強烈なGであった。数々の作戦をこなしたユウだからこそ操れる機体であった。そしてジオンが地球上での劣勢により宇宙に逃れようとするシャトルベース基地にてもう一つの蒼い機体イフリート改との対決が訪れる。強敵ニムバスとの戦いは熾烈を極めたが、何とかイフリート改を撃退するユウ。しかし、EXSAMシステムのコアがある頭部を破壊された為、BDは起動しなくなってしまう。
裁かれし者(ディスク三枚目)
EXSAM開発者であるクルーゼ・モーゼス博士はBD二号機を奪われた末にニムバスに殺されてしまう。それを追うユウ達にはBD三号機が与えられた。戦いは地上から宇宙へ。ニムバスを廃棄された衛星で待ちうけ、EXSAMを巡る最後の戦いが始まる。目にも止まらぬ速さで戦う二機のBD。同じ性能なら後はパイロットの腕が物を言う。苦しい戦いではあったが何とか辛勝を治めるユウ。しかし、爆発寸前の二号機がユウの三号機に取り付きもろとも自爆しようと試みる。ユウの運命やいかに!?


と言う感じでファーストガンダム歴史の裏の世界を再現した物語です。因みに中々の難易度で、クリアする事は出来てもクリアランクが低かったりしましたっけ。クリアランクが低いと階級が上がらず、階級が上がらないと最後の三枚目最終面でニムバスもろとも自爆して戦死するというおまけつき(笑)チョットマテー!!
因みに三枚目にはボーナス面があってマグネットコーティングされたガンダムと対戦できます。滅茶苦茶強かったよ。と言うかこちらは元はと言えばGMなんですがね。もっと言えば08小隊に出てくる陸戦ガンダムがそのベースだったりします。08小隊のOVAとこのゲームだと初出はゲームだと思っていましたがどうやら08小隊のOVAの方が先。このOVAでTV版のしょんぼりGMがカッコイイ陸戦型ジムになっていきましたよ。あんなのジムじゃない!とか言う嘆きも聞こえてくるような気がしますが気にしない気にしない。
そう言えば移植された意識はニュータイプのマリオンと言う設定。でもそんなのゲーム版にあったっけ?(笑)


因みに最初の画像の漫画は高山瑞穂先生の「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」です。この方のガンダム漫画はかなりメカ描写が細かく動きがあるのでお勧め。ガンダムシードとシードデスティニーの漫画もあります。しかし、キャラの描写はかなり最悪だったりして…天はニ物を与えませんが、こういうメカ描写出来る人はこの業界で余りいないので正直もう少し活躍してもいいんじゃないかと思っていたりするエクシです。
しかし、この部屋蒼ばっかだな。ストライクドッグ、レイズナー、BD、ベルゼルガ、etc。
それではまた〜。


余談。
しかしこのBDと言うのは本当にレイズナーみたいやね。蒼い機体、特殊なシステム発動、特殊なコンピューターが入っていて暴走する可能性あり、みたいな。出た当時、レイズナーだ、レイズナーだ言っていましたよ自分。またイフリート改は赤い肩でレッドショルダーだったりして。本当にオリジナリティ無いわねぇ(笑)