月の散歩道

闇夜を照らす明るい月は人の道標

こんばんは、今日は夜の話をするエクシです。
ここ毎晩全く雲の無い夜空を見上げています。レイ君は夜空も見上げずにそこらを嗅ぎまわっていますが(笑)この近所はどちらかと言えばかなりの田舎ですが、山や森に囲まれている状況は少なからず嬉しい。普段は品川の下町で働いているので帰ってくると少しほっとするのです。皆さんもそんな感覚はありませんか?
しかし、この辺は人通りが少なく、街灯もちょっとしか無いので女性等は滅多に歩かず、自転車等を使っている模様。まあここら辺で不審者がいたとか言う話は聞きませんが、結構女性には、いや男性だって気味が悪いのかも知れません。
エクシはどちらかと言えばそんな事は無く、暗がり等全く全然怖くない。子供の頃悪戯して罰として押入れに入れられてましたけど、そのまんま布団に包まって寝てしまうような奴でした(笑)お仕置きじゃないじゃんそれ、みたいな。
中学生位では真っ暗闇の森を懐中電灯を持って延々歩き続けるコトが出来ました。と言うか肝試しで兄貴が、
「この奥にある地蔵の頭に石置いて来い」
とトップを自分に押し付けたのですな。一人で延々歩きましたが、全くそんな地蔵は無く、河川に出てしまったのでちょっと後続を待つ事にしました。で、大挙して友人と一緒に来た兄貴は開口一番、
「おめー途中で気付けよ! 地蔵なんてこんな山奥にあるわけねーだろ!?」
ああそう、騙したわけね。つーか何であんたらそんなに怖がってるわけ?
我ながら変な子供だったなあと思います。光りの無い森の中で怖いと言う感情が湧き上がって来ず、むしろこの闇の先には何があるのだろう? と少なからずわくわくしていた自分がいたような気がします。それに全く無音ではなく、そこかしこから川の流れる音、蛙の鳴き声、風で葉が揺れる音等目を閉じれば色んな周りの音を感じれたので、そんなに心細く無かったのです。と、字で書いてみると本当に変な子供だな俺(笑)そして今でもあんまり変わっていない自分がいたりしてます。
そう言えばここに越して数年経った時、山奥の林道を延々歩いて行けば山向こうの町に出られると言う話を聞いたので行ってみました。夜に(笑)その時はレイ君がいたのでやっぱり全然心細く無かった。どんどん行って、木が倒れて道が塞がっていても隙間から何とか進む事が出来ました。レイ君抱えて(笑)全然町どころか人の気配のある所に着く雰囲気じゃ無かったのですが、どうもその林道は山の麓へ行く為の道だったらしい。いきなり登山道の入り口があって「→双子山」なんて言う看板が。いやいや、これから登山はやばいって!と思って帰ってきました。ああ成る程、山を越えないと町に行けない訳ね。そんな事入り口に書いとけっつーの! 凄く分かりにくいぞ、入り口のマップ!
帰り道、懐中電灯がちょっとやばげな明滅(笑)それはちょっとマジでビビった。もし懐中電灯が切れたら一晩山でお泊りだななんて事も同時に考えましたが(笑)山の中で光無しで進むのは自殺行為ですし。つーか光があってもそんなに山奥へ行くべきじゃないんだが(笑)
まあそんな事もありました。やはり現在でも一人で暗がりにいてもそんなに苦痛でもないし寂しくも無い。むしろ落ち着く?とまで言っていいかな。人間って本能的に闇を怖がるけど自分はそうはならない。普通人からしてみれば変じゃないかと思われますが、光りが無い状態だと聴覚や視覚・触覚が鋭敏になっていく感覚があります。闇夜で光が無ければ周りの気配を感じればいいのです。夏は本当に鳴く虫が五月蝿いくらいでしたし、秋や冬は紺色の空に浮かぶ月が表現できない音を出している様な感覚を眺めるのが好きです。暗く人の気配の無い闇夜でも自然が騒がしい位賑やかですよ。
むしろ、人間が闇を怖がるのは得体の知れない自分の恐怖心です。全部自分の想像で怖がっていると言うコトだと思います。勿論、不審者が襲ってくると言うコトも無きにしも非ずでしょう。闇夜が怖いと言うのは全部人間自身が招いていると考えると何だかとてもアホらしくなってきます。自然関係無いじゃん、って感じ。
いつから人は自然の闇を怖がる様になっていったのでしょうね。皆、怖がりすぎだよ。


あ、今日のレイ君だよ〜!!

いつも元気でっせ〜!? でもある程度の高さ(40cm位)に上げられると降りれないんだ! 怖がりだから。子供の頃椅子から転げ落ちたのがトラウマになっているのだろうか。その時の床は絨毯だったのにねえ。まあいいや。車から降りる時勝手に降りられても困る。このまま高所恐怖症でいてください(笑)
何か今日は妙な日記だこと。
それではまた〜。