まさかもう来るとはね……

アーマードコアだよこれは(笑)

油断して全くお金用意してなかったエクシです。おかげで余計な出費になってしまったdethよ。
さて、今回紹介する玩具は悪名高き「株式会社YAMATO」から発売されたYF−19バルキリーです。初出は「マクロスプラス」のYF−19で、後々のVF−19の試作型として描かれている有名な機体。マクロスに登場する可変戦闘機バルキリーは戦闘機形態のファイターから中間形態のガォーク、そして人型のバトロイドと三段変形する、日本人ならではの発想力で創作された空想の戦闘兵器。特に知らない人でも、超時空要塞マクロスの劇場版「愛・おぼえていますか」の広告とかは聞いたことがあると思います。あるといいなあ(笑)
マクロスシリーズはこの可変戦闘機と歌、そしてでっかいロボットに変形する宇宙戦艦がウリとも言えるでしょう。すんげぇぶっちゃけ方だな、おい。まあ兎も角、その外伝的なOVAが「マクロスプラス」というわけです。
そしてその主役機体とも言うべきYF−19は主人公のイサム・ダイソンが搭乗する機体で、現用戦闘機ではF−14トムキャットのような可変翼を採用していたバルキリーシリーズに、前進翼を付けて機動性を向上させた機体。本来前進翼とは機動性を向上させ翼端からの失速を起きにくくさせる効果がありますが、その形状から翼に掛かるストレスは普通の飛行機の倍以上で、寿命が短い翼と言えるでしょう。それに加え、エースパイロット級の腕を持つ者でしか扱う事を許されず、ピーキーで運用し難い飛行機であると言えます。
でも、未来の世界なら特別な材質とかあるし、飛行機の寿命とかかなりなもんじゃね? という事でマクロス世界でも前進翼が出たということです。この世界、戦闘機で大気圏突入しちゃうしね(笑)
まあ説明だけじゃ訳分からんでしょ。写真掲載しますよ。まずはバトロイド形態。ちょっと足が長すぎるかも?

以前発売された1/72スケールの完成品は微妙にお腹部分がへこみ過ぎて不恰好でしたが今回のはちゃんとお腹があります(笑)以前のはそれが気に入らなくて買わなかったのですよね。確かニム君は持っていたような。
YAMATOは玩具、フィギュア関連の商品を売り出している会社。ホビー関連でこの会社が出す商品は他の玩具メーカーとは一線を画す物ばかりで、このYF−19バルキリーもその一つで「それは出しても売れないよ」と言う題材を商品化してくれる、コアなファンには期待されている会社です。その題材はマイナーな物が適用されることが多く、OVA(オリジナルビデオアニメ)のロボット等がこの会社で夢の商品化! みたいな感じで期待を煽り、数年経って発売というパターンが殆どでしたが、ここ最近は納期守ってるらしいですね(笑)兎に角期待させておいてかなり待たすのがいつものパターンだったんですよ。業界でも「ヤマトは待たせるからな」というのが定言だったり。まあ前述した通り最近は納期を守って商品を発売していますが、大体の商品は何かしら欠陥を持っていたりしております。
次はガウォーク形態。これはなかなかのバランス。

VF-11 サンダーボルトと言う商品がありました。量産型でちょっと弱そうなイメージがある機体でしたがこれも一応バルキリー。アニメでもほんのちょっとの登場しかない機体ですが、これをヤマトは商品化しました。ついこの間、龍飛さんがまんだらけにて中古を購入しましたが、いじっている数分で股関節がぼっきり。更にいじるともう片方もぼっきり。胴体から棒が伸びて股を形成する状態でしたが、よく見りゃ股関節はまるごとプラスチックで出来ており、更にその棒には空洞の様な物が。これ、折れる様に出来てるとしか思えんって感じでしたね。つい最近買ったガーランドは肩の関節がぼっきり。サポートに文句のお電話をして新しい物と交換しました。そういう訳で、いまいち遊べる玩具と言うイメージが薄く「マイナーな題材を商品化してくれる夢の会社だが欠陥商品ばかり」と言うレッテルがいつも付き纏います。その原因の殆どがこういった「関節に脆い材質を使う」と言う事です。関節を金属とかで構成すれば全然そんな欠陥は無くなるのに、材料費ケチってるのかね。過去に発売された物を買う時には注意が必要です。間違いなく壊れてもサポートは対応してくれません。だってパーツがもう無いんだもん(笑)中古玩具は鬼が棲むぞっ!
まあ今回の商品は金属を結構多用しているようです。股関節もばっちり金属パーツでした。ただ……その他のパーツはと言えば……。

今回の問題点はココ。コクピット後部にある翼パーツを反転させて変形する仕組なのですが、妙に反転させるのがきつく更にプラスチック(もしくはABS)で出来ているのでテンションが掛かるとすぐ折れそう。最初はこのパーツがネックになり変形させる事が出来ませんでした。なのでちょっと支柱ピンをナイフで削り、油を差すことで解決。それでも変形させる時にはストレスがつき物になってしまいました。もう少し削ったほうがいいか? でもこれ以上削るといじらなくても翼が反転するかも……という感じで判断がつきにくい。
同梱されているこの翼は何だろう? と思ったらどうやらこの妙にテンションが掛かる翼の予備でした。折れるかもしれないパーツを予備で同梱するヤマトは何考えているんだろう? もう訳が分かりません。なら最初から構造を何とかするべきだろう、って感じでかなり呆れちゃいました。この翼のせいで二時間は変形に掛かったかも知れん(笑)
ま、兎に角ちょっとこんな改造をする事で何とか三形態再現することが出来ました。次はファイター形態。

今回のファイター形態はちょっと主翼が小さいかも。前回の1/72はファイター形態が秀逸でした。そのおかげで人型形態はアレでしたが。今回で二個目なんだからもう少しデザインに気を配って欲しかったなあ。まあそれでも充分カッコイイんですがね。前回のがカッコ良過ぎたんだきっと。
と、まあこんな感じで今回の玩具レポート終わり。欠点があってもちょっとした工夫で何とかなる物です。と言うかそんな手間を掛けさせるのにこの値段はなんだ? と思うほどこの商品の値段は高い。ネット通販でも何とか16000円台。定価は19000円台。でかいしカッコイイ商品ではありますが、難点もそれ相応。足長過ぎ、翼折れそう、ファイター形態が翼小さい。後、出荷時に可動部に油を差してくれていないとか翼が折れたら予備と交換してください等、客の事をあまり考慮していない感覚はまだまだと言えるでしょう。ちょっとした加減で客から信頼を得る事が出来るのですよ、もう少しいじる人の事を考えましょう、YAMATOさん。
それではまた〜。


余談。
レビューとか見てみたらどうも先程の翼の予備は軟質樹脂で、出荷時に本体に装着されている方がABSらしい。柔らかい素材を出荷時本体に装着してくれればよかったのに。柔らかいのと硬いの、二種類のパーツが何故付いてくるかと言うと、塗装できるか出来ないかということなんですよね。つーか何で素材の事を説明書に書いてねーのさ!? それどころか「同梱の翼は予備です」とも書いてねーぞ!! そうそう、ヤマトの製品の説明書は分かりにくさでも有名。これまた経費削って説明書にはカラーページが無かったりするし。スコープドッグにカラー説明書付けるよりこういう変形トイに解説をもっと分かりやすくして欲しいものです。早速後で交換しようっと。なので、エクシの中でちょっとだけ評価は変わったかも〜?