さて、忙しくなりますよ〜!!

カテキンちゃんかわええ〜

今日は多忙なエクシですよ。
半ドンで仕事を終えて、先輩と新宿へお出かけ。半ば連行された自分ですが逆らえる訳もなく……嘘です。喜んで付いて行きます。新宿はこの間行ったばかりですが、あの時はさくらやホビー館に行けなかったし、他にも回りたい場所が色々あったり。時間が許せば、ですが。
2時を過ぎて品立でつけ麺を頂きます。大盛にしたら食べきれない位の器で盛られたけど、それでもやっぱり食べちゃうエクシ。だから太るんだってば! と自分突っ込みしたりしなかったり。
それから山手線で新宿へ向かい、人ごみ掻き分けて地下から紀伊国屋の四階へ。今回のミッションは新美敬子さんの写真展を見に行く事なのです。


犬と猫を中心に撮影している方で、殆どの犬猫雑誌で活躍している凄い人。そして、その新美先生の弟子であった事が発覚する我が先輩。どんな生活だったんだろう……ドキドキ(笑)まあ兎に角「新美敬子写真展 犬と猫と遊ぼ。」に着いた我らなのです。
写真展は入場無料、丁度良いスペースにありったけのでかさで飾られた新見先生の写真群。世界各地を回り、撮影された犬猫達。それはコミカルだったり、生活観がしみじみと顕われていたり、悲しみや喜びが表現されていたりで本当に様々。撮った新美先生本人が中央の接客スペースでお客さんと談笑中だったので取り合えず一通り見てからご挨拶しよう、という事になりました。写真の下にはタイトルが貼られていて、その写真を簡潔に説明した一言が書いてあります。どこかの国の路上で果物を販売している屋台の下で、果物をガジガジしている犬の写真のタイトルは「分け前は頂いた」だった(笑)題材が犬猫だからだろうか、兎に角そんなギャグとも言えるセンスが光る。先輩曰く「気さくで奇抜(ユニーク)な方だよ」だとか。
大体の写真を見て、先生の著書を先輩が買ってくれると言う。いよっ!先輩太っ腹!と言おうとした時に先生が先輩に気づく。
「あれ、弟子○○!」
○○(先輩の名字の上半分)!? いつもそんな風に呼ばれていたんですか? 何か面白い関係だなあ。あちらが年上だったとしてもこの呼び名にはちょっと度肝抜かれました。じゃ、自分が弟子になった時には「よう! 弟子エクシ!」だね。むむぅ、こう言うのって何かスゲー新鮮だ。
それから太っ腹な先輩に買ってもらった本にサインを書いてもらったり、様々な談笑したりしてとても楽しい時間を過ごします。先輩が兎に角びっくりしていたのは、幅が70㎝以上、縦は1m以上に引き伸ばされた写真の板が全くピンボケしていない事だった。確かに写真を引き伸ばせば多少は画像が荒れるはずなのに、ここに展示してある写真にそう言った粗は全く見えない。これは先生が写真を厳選した結果でもあるし、そう言った写真を撮影する先生の腕も大いに関係があると思いました。
「なんか、ニコンの人が来て『我が社のカメラがここまで優秀だと言う事を証明して頂いて有難う御座います』だって」
それは何とも失礼な(笑)撮った本人の腕は関係しないのかねカメラ会社の人は。そんな言も笑い飛ばしてしまう新美先生。先輩がこの方に師事したのはとても良い経験だったのではないか、とその時思った。犬猫の為に旅する自由人、と言うのが直接的な表現かもしれない。
またお客さんが先生にご挨拶に来る。ネットでの知り合いや、カメラ仲間の人、様々な人がこの写真展に来る。それだけ、新美先生の写真は魅力があると言う事だろうな、とエクシは思うのです。

ただ、犬よりかなり猫の方が好きなんじゃないか、と思った。と先輩に聞いたら、家で六匹も飼っているとの事。猫と来たら犬もと言うのが動物写真業界なのだろう。そして、写真家と言うのは少しキツイ職業なのだと考えさせられる。だって、どんなに被写体を美しくユニークに撮ってもその人の名前が見た人の心に響く訳では無いから。勿論、先輩は先生の写真に魅入られたクチだと思うが、一般人は多分、先生の名前を覚える事は無い。それは被写体を通してカメラ仲間であるかそうでないかと言う境界線があるからだろう。先輩は多分、カメラを持ってどうやってうまく撮るかという事を撮影者の心理で考える人だ。しかし、一般人はどれだけ携帯電話でカメラが普及しようとも、そういった専門家の写真に目を落とすのは数秒だ。ふーん、奇麗だねって感じで。だから写真家と言うのはそれほど儲かる事がない。注目される瞬間の時間が余りにも短いから。因果な職業だと思うけど、でも今のデジタル時代では余りにも写真の粗が見えすぎる。大体、デジタルカメラの写真って言うのは色を一杯使った被写体によく似せた絵なんですよね。正直、偽者の映像を見ている気分になります。どれだけ科学が発達しようとも、直接被写体を捉えるアナログなフィルムを使った写真には勝てない事を皆に知ってもらいたいものです。まあデジカメでTOP写真をいつも飾ってる自分が言うのも何ですが。あれ? 何を言おうとしてたんだっけ? あ、そうそう、兎に角写真家と言う職業が注目されないのは少し不憫だと思えるけれど、今後どれだけ科学が発達しても写真家や写真をアナログで撮る技術と言うのは淘汰される事が無いと思う。こういった専門職ももう少し注目されて欲しいと思った次第なのです。
また新見先生の写真を見たいので、先輩、また強制連行お願いします(笑)つーかまだ先輩の写真見せてもらった事無いや。今度見せてもらおうっと。


さて四時頃に先輩と解散し、車に戻って今度は府中へ。龍飛さんが仕事中なので本を取りに行って欲しいと頼まれていたのです。何と、その数百部! ご、五十部位の方が良かったのでは? とか思いましたが、もう刷っちゃったんだから止められない。兎に角府中に行って閉店前に本を回収するのが最終ミッションであります。
品川から渋滞を経て何とか本を回収したエクシですが、印刷所が本当に龍飛さん家のすぐ近くなのに吹いた(笑)歩いて三分位? もうこれは天命としか言い様が無いですね。本書け! って言う。思えば今回のバルディオス関連の発端はエクシが龍飛さんに頼まれて落札した物件からだったか。つまり、二人が邂逅する事が無かったらこの本は出来なかったって事。何が起こるか分からないものですね、人生っちゅうのは。
サンプルを渡されて見たけど、予想以上の出来栄えにちょっと惚れた(笑)いや絵にね、絵に。つーか学生時代から龍飛さんの才能は他の部員から飛びぬけていたからね。正直大したもんです。いや、チェイニーさんと呼ぶべきか?(笑)

と言う訳で本も出来たし、深夜だけど龍飛さんも我が家に来て準備は大体完了。後はフリーマーケットで売り捌く品物を選別してガンガン車に積み込もう。さてはてどうなる事になりますやら! 
それではまた〜。