勇者モノとしての発露

トランスフォーマーとは呼べないね…

さて、昨日ゲットしたこの品物について語るエクシですよ。
えー、このでかくてゴツイロボットは実はトランスフォーマーなのです。トランスフォーマV(ビクトリー)の総司令官スターセイバー、そしてビクトリーレオと合体して出来たビクトリーセイバーと言うのがこのロボの名称。
トランスフォーマー(以下TF)Vは日本で放送されたTFシリーズの五作目。これは1989年に製作され、1984年からのTFシリーズはかなりの年数に達し現在でも人気が高い。でもさー正直な所、
1983年の「特装機兵ドルバック」の方が実は先
そうか! ドルバックはTFの先駆け的な番組だったんだね! いや本当に冗談じゃなくてさ。
まあ先駆けと言うのは基本的に薄幸な物。ドルバックなんて誰も覚えてないけど、エクシだけは、ドルバックがあったからTFがあるんだとずっと考えて行こうと思います。
先駆けと言う意味ではこのTFVもある意味先駆け。実はTFVは勇者シリーズの先駆けなのです。
共通点としてはかなり多めで、例えば登場ロボットの中でビクトリーセイバーが突出して強く描かれ、マスコットキャラ的なもう一人の主人公である人間の少年が登場、人間に親しみやすい車などのサイズから巨大合体と言う二段変身を行う事、グレート合体と呼ばれる究極合体を行うこと、主役が他の勇者ロボと違い相対的に派手である事、剣で戦うバトルスタイルが得意である事、勇者と呼ばれている事などなど。特にTFの中でスターセイバーのみが勇者として描かれ、OPでもスターセイバーの事が主題として歌われ、更に言えば今挙げたこれらは全くTFとは言えない事柄ばかり。最初見たとき、このアニメTFじゃないじゃん! とか思いました。主題歌はコレね。
http://www.youtube.com/watch?v=ORFMnQV-DDo
TFの五作目とは言いましたが、実質的に言えば三作目。何故かと言うと、三作目からのヘッドマスターズは日本のアニメ会社が製作した物だからです。その前の米国で製作されたトランスフォーマー2010と比べると明らかに作りが違う、全く別の作品と化したせいで旧ファンと新ファンの間で論議が醸し出されたとかいないとか。Vは更にそれを突き詰めてヒーロー性を前面に押し出したせいで、もはやTFとは呼べない状況になってしまったのです。
wikipediaによると、
「もともと国内で販売されていた『ダイアクロン』『ミクロマン』シリーズをアメリカのハスブロ社が他の変形ロボット玩具と一緒に『TRANSFORMERS』として販売したものが米国内で大ヒット、それを日本に逆輸入したものが『トランスフォーマー』シリーズである」
と言う事。その他の変形ロボット玩具がバルキリーでありドルバックだったりするんですよね。バスケット選手が渡米してでっかくなって帰ってきたって感じ? そういやパワーレンジャーシリーズもそうです。仮面ライダー龍騎だってリバイバルが予定されています。更に言えばアメリカでヒットしている「ロボテック」シリーズだって昔の日本のアニメのメカが主題として描かれている。日本の版権をリサイクルしてヒットを呼んでいるアメリカのオリジナリティの無さってどうよ?とか思ったりするんですが。まあいいや。そのおかげで日本では作られない玩具がアメリカでは作られるのだから。結構アメリカ玩具って大味だったりするんですがね、壊れやすいし。今度トイナミと言う玩具会社からモスピーダが出るらしいのでちょっと期待しよう。
後、どこで作られたか知らないけどこれは聖闘士聖矢のTF版CGアニメ。凄い労力だなあ(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=dsw-KSiO0VE
さて話を元に戻しましょう。兎に角TFは五作目のVでシリーズを一旦中止し、次に来たのが勇者シリーズの原点「勇者エクスカイザー」なのです。TFVの翌年じゃん! 後番組カヨ!(笑)
まあ作品としてはイマイチ奮わなかったのはやはり元祖TFファンからしてみると余りにも違う作品に仕上がってしまったからか。全44話あるのに12話も総集編があるのはどう言う事なのかと。実質37話の要塞突入編で終了していると言う見方が強い。最終局面の映像はコレしか無かったよ。動画クォリティ高っ!!
http://www.youtube.com/watch?v=fI1SpwvoD-w&mode=related&search=
でも終わってない罠(笑)ちょっと見てたらドキドキしてきたよ。前作の主人公達も出ていると言うことは微妙に日本オリジナル三部作は繋がっていると言う事でしょうね。あー、何だかレンタルで探したくなってきた(笑)
前述した様に、TFシリーズとは全く違うようでいて殆ど変わらない勇者シリーズを玩具会社タカラはここから前面に押し出していきます。ミクロマンシリーズをアメリカに取られ、TFを製作され、それをまた日本による、日本の為のアニメ文化に戻した特異な例と言えるでしょう。ワイヤーフレーム使うのは日本独自の文化形態か。エクスカイザーのOPと合体ようつべはこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=cp42QcvhnwM
http://www.youtube.com/watch?v=N1k_tCGGJPg
さすがにこの勇者シリーズアメリカに取られたく無いもんですな。む、今日はTFについて語りすぎた。これだけ書いても触りだけしか書けないし。よく知らないってのもあるけどネ(笑)玩具紹介についてはまた今度。
それではまた〜。