ビバ! タカラ玩具

勇者シリーズでもここまではしなかった

こんちはーっす、エクシです。
今日はこの前手に入れたビクトリーセイバーのちょっとした説明&コメントを。
前回トランスフォーマー(以下TF)V(ビクトリー)は勇者物の先駆けと称しました。しかし、考えてみればこの作品は東映動画。対して勇者シリーズサンライズ製作。同じ会社では無いのに変形コンセプトが際立って似ているのはやはりスポンサーの力があったかもですね。この頃からロボットアニメの製作サイドはスポンサー抜きでは放映等到底出来なくなっていきます。今現在は、玩具ではなく、キャラクター商品やDVDで放映を展開していきますが、この頃は玩具抜きではアニメ製作など出来なかったのだと思われます。
そんな事になればスポンサーの発言は重大。自然と、アニメはスポンサーの設定企画で作られる様な状況になっていきます。勇者シリーズメカデザイナー大河原邦夫先生はスポンサーの意向をデザインをしなければならなかったと思われます。まあ「今回は新幹線のロボットを作ってください」とか「車ロボットがトレーラーと合体して巨大になる奴お願いします」とか結構アバウトだったかもしれませんけど。玩具化するにあたって幾つものデザイン提案が成されてこれなら玩具化出来ると企画スタートって所でしょうか。あれ? 物語展開に関しては?(笑)
勿論最近でもこのスタイルで作品が作られているでしょうが、アニメに関して言えばそれほど元気は無く、むしろ現在は特撮でそれが行われているようです。アニメ最近元気無いよねー。久々にジャリロボットアニメが見たいぜ。特撮はアニメに比べると作り易いのかなー?
さてまた話が逸れたので軌道修正。ビクトリーセイバーと言うのはスターセイバーがビクトリーレオと合体した姿ですね。ビクトリーレオの事はまず置いておいて、まずはスターセイバーの事を。
ブレインマスターと呼ばれる人間サイズ(かな?)のロボットが戦闘機TFと合体してセイバーとなり、セイバーが胸部分を形成するコアに変形、大型ロボットに合体してスターセイバーとなる玩具です。龍飛さん曰く「超玩具」と呼ばれるだけの事はあります。ブレインマスターがセイバーに合体する所とかがかなり凄い。ブレインマスターを収納して蓋を閉じるとセイバーの顔がブレインマスターからせり上がる所はかなりの見所。ポピーのゴッドマーズが同じような機構を搭載してましたけど、コレに比べればインパクト薄っ。これでセイバーの足が広がったりしたら究極玩具になっていた所だけどさすがにそれは無いですか。でもスターセイバー時はかなり股が広がるので歴代TFに比べると随分印象が違います。やっぱり股が広がらないとただつっ立ってるだけって感じだしね。股開きは最低限のギミックだとエクシは思います(笑)

勇者ロボと比較してみましょうそうしましょう。隣のは勇者シリーズの三作目のロボット、ダ・ガーン。これもこれでかなりの超玩具だと思いますね。ブレインマスターの様な搭乗者はありませんが、コアとなる車がオリジナルデザインの戦闘機と新幹線(300系)に合体してダ・ガーンXとなる勇者ロボ。等身は大体同じ位ですな。このダ・ガーンXは様々なギミックを搭載しており、合体機構はガンダムとよく似ていますが、ジェット形態に変形、更にヘッド部分に集光ギミックを搭載しているので後ろから光を当てると目が光る等、意欲的な機構が盛り込まれた良作と言えるでしょう。対してスターセイバーは集光ギミック等はありませんが、だるまの入れ子人形(ロシアのマトリョーシカ人形は多分コレを真似て作った)の様に合体してドンドン大きくなる所が見所。巨大合体と呼ばれる方式は勇者シリーズの黄金パターンになっていきます。スターセイバーはセイバー単体でも戦闘機に変形、スターセイバーも重戦闘機に可変する事が出来ますが機首が無いので余り変形させてません(泣)

さて次に究極合体方式。今回ダ・ガーンと比較したのはコレの為。二号ロボと呼ばれる主人公に次いでの戦闘力を持つ機体が合体、ダ・ガーンXはガ・オーンと合体してグレートダ・ガーンGXに、スターセイバーはビクトリーレオと合体してビクトイーセイバーとなります。二号ロボと言うのは基本的に主役メカの支援メカ、もしくは主役メカが一時休養中等に出てくるロボット。しかし、大体バラバラになって主役メカをコアにして強力なロボットが形成される為、強化パーツ扱いも否定出来ない所が痛い所。龍飛さんも強化パーツ等イランとか言うけど、二体セットだと思っているエクシはそうとは捉えられないのですよ(笑)まあ普段は合体させたままにしておいちゃいますけどね(笑)
さて比較写真をご覧あれ。この二つは似たような合体をするからと言うのもありますが、支援メカが両方ともライオン型だからというのもあるんですよね。ビクトリーセイバーは巨大な下駄とバックパックを装着、二連キャノンを装備し、どでかいライフルを持って近接と長距離戦闘を同時にこなすTFへと変化していきます。スターセイバーの足が微妙に短かったのはこの為で、後で合体する為の強化パーツを装着前提に母体が作られていたのだと思います。ダ・ガーンにしても同じような機構ですが、下駄と言うよりブーツと言った方がよろしいか。下駄と足側面のパーツが細くも太くも無いプロポーションを維持、更にバックパックを装着、肩にミサイルランチャーと胸部分にライオン型シンボル、更にまた集光ギミック付きのフェイスマスクをダ・ガーンの顔に被せて全く違うロボットへと変貌させます。この出来は勇者シリーズの一・二位を分捕る程の出来のよさです。
グレート合体をした時点で両者ともにとんでもない大きさになるのが魅力と言えば魅力。この時点で40㎝超えてるし(笑)このデカさがタカラ玩具の売りだと言えるでしょうね。ジャンボマシンダー等はその大きさに圧倒させられて買うのを逡巡しますが、これはドンドン合体してでかくなるから完成形を最初から親御さんに見せない仕様。さすがタカラ! マーケティングもばっちりだぜ!(笑)
さて如何だったでしょうか。これらはタカラから発売されてはいる物の、アニメ会社は全く別の会社からの物です。比較してみれば分かる通り、スターセイバーも勇者シリーズに加えてもいいんじゃないでしょうかね? 実際勇者って呼ばれてるしさ(笑)
最近はバンダイがロボットを推していますが、タカラもまだ負けてはいないはず。ロボットアニメでもTFでも何でもいいのでタカラのロボット玩具がまた欲しいエクシなのでした〜。
それではまた〜。

余談。
む、考えてみれば勇者ロボはファイバード以外殆ど持っている自分だったりして……。それか! それが部屋を圧迫している原因だな!?(笑)