電王鉄道日誌 第六話 詐欺師の品格

電王ランサーフォーム(笑)

ウラタロ登場編後編を見たエクシです。
今日もなかなか見所満載。今回は少年のお話。子供を守るヒーローって代名詞だけじゃない所が電王のいい所です。前回の二話は「悪い事をしたら謝る」と言う事を簡潔に顕し、今回は「嘘をついてしまったら逃げずに本当の事を話す勇気を持つ」って所でしょうか。
前回の続き、車内乱闘でモモvsウラの勝負はハナの仲介により中断。ウラタロスはハナ達に特異点と分かっていて良太郎に憑依したことをあっさり告げます。皆驚きますが、良太郎だけ良く分からない。ハナ曰くある意味安全だと言える特異点はイマジン達にとって敵視する対象であると同時に憧れの場所なのでしょうか。ここが今日のチェック、後で後述しますね。
消耗している良太郎をライナー内で休憩、そしてモモとウラの会話。ここに来る前は時間の狭間でのとても辛い孤独な毎日で、いつもライナーに乗ることを夢見ていたと言うウラの言葉に泣かされる一同。モモすら鬼の目にも涙です。そんな彼の言葉に良太郎は外の世界を見せる為にウラに体を貸してあげます。
一方、ハナは襲われた少年達を見舞いつつ契約者を探索中。そしてようやく一人だけ他と違う少年を見つけます。続々と運び出されるサッカー少年達に戦慄し、それが自分のせいである事に恐怖する少年。レギュラーになりたいと言う願いは当たりましたけど、同チームを続々怪我させるファジー過ぎるイマジンにワロタ。
ハナが契約者をいち早く見つけられたのは、怪我をして運ばれてきたサッカー少年達に「怪人見なかった?」と言う質問を投げかけた事に起因します。今回の契約者、大輝君は「見なかった」と応え、契約者を断定出来ました。他の少年達に質問した描写はありませんでしたけど、聞けば大体の被害者は「見た。いきなり襲われた」と応えるでしょうから「見なかった」と応える大輝君が一番怪しいと言えるでしょうね。更にハナはライナーに電話し、抑えてあるはずのウラが良太郎の体を乗っ取っている事に激昂。ウラが車内でついた嘘を一瞬で見破り、モモも遅れて激昂します。ナオミすら怒っているのが笑える。つか本当にあんた何者なんですか?
大輝を連れたハナと何とか合流する良太郎。依然「見なかった」を繰り返す大輝。本当の契約者を知っているとまた嘘をつくウラにチェンジする良太郎ですが、すぐにまたハナに看破され、ウラを嘘をつく卑怯者、逃げてばかりいる最低のイマジンと評します。大輝はウラ良太郎の真実も欠片も無い様を目の当たりにして、嘘がどれだけ卑怯かと言う事を身を持って知り自分が契約者だと告白します。以前レギュラーだった時、大事なPK戦で外してしまった事を深く後悔する大輝。これ以上犠牲を出したくないと思い、カニイマジンを捜索する一行は襲われるチームメイトを目の当たりにします。もうこのチームは殆ど怪我して試合出来ないんじゃないでしょうか(笑)契約完了を宣言し、契約者で過去に飛ぶカニイマジン。電ライナーで追撃する良太郎達は先程語られたPK戦の場所に飛びます。試合場はパニックに包まれる中、変身してソードフォームで切り掛かるモモ良太郎。今日の決めポーズは横からとかなりカッコいい。出現場所が海浜公園? か何かの場所だったので岩場での戦闘となります。カニイマジンの得意の水中戦に持ち込まれると突如力を失う電王。なんとモモタロスは泳げないらしい事が判明(笑)身動き取れない良太郎にウラタロスは千の嘘、万の嘘の中に一つだけ真実があると語りかけます。それはウラが泳げると言う真実でした。
青いボタンを押し、亀の甲羅を模した電王ロッドフォーム誕生。巧みにイマジンを騙し動きを止めて、必殺技を放ち見事撃破。と思いきやまたイマジンイメージが暴走しますが、カニなのに何故龍なのかと(笑)しかし戦闘列車イスルギとゴウカの同時攻撃で暴走したイマジンにトドメ。今日は列車戦闘シーン結構多めだったかも。海の上を走る列車にマリンエクスプレスを思い出したエクシは30代ですね(笑)
先程オーナーから強制退去を命じられていたウラタロスの件ですが、嘘ばかりつくウラにも良い所がある、少年の前で嘘をつきまくって真実を導き出した彼の反面教師ぶりによって今回の事件を治められたと言う評価を良太郎は下し、オーナーにこのままでいさせる事を告げます。ウラタロスはこの件で良太郎に借りを作ったのでしょうが、言うことを聞くのにまだ少し時間掛かりそう。次回、またウラがトラブルを起こしてそれを良太郎が諌めると言う状況になると思われます。二話無いと改心できんのかこいつらは。次回も最初から最後まで欲求がクライマックスだぜぇ!?(笑)
さて、早売りのテレビくんかなんかで、キンタロス登場がもうすでに報じられているようです。哀しみの戦士だって(笑)やはり喜怒哀楽と言うのは間違っていなかったぜ。皆さん褒めて〜。
さっきのチェック、ウラタロス曰く「デメリット無しにメリットは無い」と言う言葉通りに特異点に憑依する事は安全でもあり、制約される物事があると言うこと。さて今日はこの事で仮説を立ててみます。
イマジン達はどの時代から来たのかは正確に分かりませんが、目的は過去を破壊し、現在の2007年に悪影響を及ぼさせると言う事。彼らの生態等は特に判明してはいませんが、目的だけで分かっていると言う事は現在の時間に混沌を起こさせると言う事に過ぎません。それが彼らの存在意義であり、過去に行った自分の保身等殆ど考えてはいないとも思えます。しかし、目的や使命等を持って生まれているにも関わらず、それに逆らう自意識も持っているらしいと言う矛盾もあるのが不思議。色々なイマジンがいる中、その使命、宿命に逆らって生きる者がいると言う事です。例えば、彼らが過去の改変に成功した場合の行く末はどうなるのでしょう。誰かが迎えに来てくれる? それとも自分で未来に戻れる? どちらもNOだと思います。過去に行ったら行ったっきり。電ライナー等の組織も時間の運行を見守っている事ですし、おいそれとタイムスリップやワープは出来ないと思われます。ならイマジンはどうなるのでしょうか? 取り残されるか、時間の運行を守る誰かに始末されるのは必定だと思われます。
前述したと思いますが、イマジンはかなり捨て駒の様な存在だと思います。時間の運行を破壊する「生きた時間爆弾」とも言えるでしょう。しかし、ある程度のファジーな感情も持たされなければ時の運行を破壊する使命は達成出来ない(現代人の望みを叶える時点である程度の感情、臨機応変さが無ければ果たすことが出来ない)と思います。そのファジーな感情に生きたいと言う願望があるのも当然と言えば当然でしょう。ウラタロスの「デメリット無くしてメリットは無い」と言う言葉、彼らには時を変えた後の自分の行く末が分かっていると言う事です。待っているのが破滅だけなら、それを回避したいと思うのも必定でしょうね。
特異点の事は未だにはっきり語られていませんが、イマジンの力をある程度制限する事が出来る能力者と言う事が判明しています。特異点に取り込まれたイマジンは例外なくその使命を果たす事が出来なくなるのです。つまり破滅を回避すると言う事が出来る。制約される事はあるでしょうが、過去に行って爆弾の様に暴れるだけ(もしくは誰かに淘汰される危険性)の行く末よりは幾らか安全だと言えるのではないでしょうか。デメリット(特異点に追従しなければならない状態)無くしてメリット(過去に行って戦い続け、淘汰される危険性の無い状態)は無いと言う言葉はそれに集約されると言えるのでは無いでしょうか。何とも曖昧な存在と言えるでしょうね、イマジンって。
可動ウラを作ろうと思ったら可動人形が無い罠。トイザラスが潰れない事を祈るばかりのエクシなのでした。
それではまた〜。

余談。
公式ではロッドフォームは重機動なパワータイプ(体重が増えていたりソードフォームよりジャンプ力が落ちていたり、キック力が上がっていたり)って事になってるんですが、劇中の描写はどう考えてもスピードタイプ。ソードフォームが捉えられなかったカニをいとも簡単に制していたり、ジャンプ等を使った必殺技だったり。それにロッドってクウガ曰く力の無い者が遠心力で力を倍加させる武器なんだからどう考えてもおかしい。それにあれって槍なんだからランサーフォームの方がクウガと被らなくてカッコいいんではないかい? 東映の公式設定はいつもいい加減だから困ったもんだわ。皆も公式設定を鵜呑みにするなよな!(笑)