今日は完全な休みなのでトランスフォーマー特集ですぜ

You can fight! Transformer!

今日は一日ぐうたらしても誰にも文句を言われる事が無い日を迎えるエクシです。
そう言う事なので一日TF関連の画像とかヤフー動画とか見てみたり。ついぞ最近、無料で視聴出来るG1トランスフォーマーをPCのモニターに被りつくように見ている。見ながら「トランスフォーマーアルティメットガイド」等を読んでみたり。本屋さんにはどこにも無いので通販で買ってみた。かなり売れている本らしく、10月まで再販が無かったりする始末らしい。早めに買っておいて良かったよ〜。
玄田さんの「サイバトロン戦士、トランスフォーム!」の声で始まるトランスフォーマー。番組を見ていて色々思ったのだけどどうもサイバトロン戦士って異様に弱い。そう、弱いんです。デストロン戦士は殆どが飛べる戦士ばかりだし、狡猾で戦闘意欲に長けていて卑怯な手も平気で使う。サイバトロン陣営がそんな理由でいつも窮地に陥ってしまうかと言うと実はそうでもなかったりします。それなら何故か。何故いつもサイバトロン戦士は戦闘で不利になってしまうのか。それには実は訳があります。
トランスフォーマーの歴史、セイバートロン星から始まるこの両陣営の歴史はとても長い。それこそ数百万年単位でサイバトロン・デストロンは戦闘を繰り広げてきました。彼らには基本的に善の心を持つ者と悪の心を持つ者が誕生し、それらをサイバトロン・デストロンと称してきたのです。善なるサイバトロンは平和を愛し、星の発展に貢献します。しかし悪の心を持つデストロンはそこかしこで破壊を行い、サイバトロンの星の発展を邪魔するのです。つまりは悪の心を持つデストロンは基本的に犯罪者の様な存在で、それに何とか抵抗をしてきたのがサイバトロンという構図。しかし約980万年前に各地で散発的に暴動を働いていた悪の心を持つ者に指導者が現れます。それがメガトロンです。
メガトロンは宇宙の支配をたくらむ為、散発的に犯罪を行っていた悪の心を持つ者に対し屈服を迫ります。或る者は追従しますが、或る者は反抗しました。そんな者に対しては洗脳メカを使って忠誠を誓わせます。副官のスタースクリームはどうやら洗脳メカを使われてないようですが(笑)その様な策略を中心にメガトロンは軍団を構成していきます。これがデストロン軍団の発生の始まりでした。彼らデストロン軍団は基本的に戦闘に長け、戦闘実戦の経験も豊富。更にメガトロンの狡猾かつ卑劣な策略で、善の心を持つ者と悪の心を持つ者の均衡は軍団出現から見事に覆されていくのです。
さて、デストロン側の生い立ちはそんな感じですが、サイバトロン達はどうでしょう。未だコンボイ誕生エピソードは見ていないのですが、G1ストーリー第55話の話でコンボイと言うサイバトロンの指導者が現れる話があります。彼、コンボイはサイバトロンのエネルギー精製所で働くオライオンパックスと言う名の普通の青年でした。オライオンはデストロン軍団の襲撃を受けて瀕死の重傷を負い、長老アルファートリンから改造手術を受けます。そして生まれ変わった彼の呼び名がコンボイとなりました。コンボイはサイバトロン戦士の中ですこぶる戦闘能力は高いですが、母体となる精神構造は普通の若者だったので策略とか智略と言った物に無縁です。更に普通の一般市民だった彼は戦闘に疎いと言う様々な弱点があります。実はこのコンボイに代表される事からサイバトロン達に戦闘経験豊富な者と言うのが実はそれ程存在せず、殆どの者が戦闘に疎く、文化を愛したり科学者肌や探索と言ったどちらかと言えば戦闘には疎い者ばかりなのです。つまり元を正せばただの民間人の団体が自警団を作った、それがサイバトロン戦士の由来だったりするのです。よく考えると民間人である彼らが何で自分達を戦士呼ばわりするのかちょっと疑問だったりしますが、これは彼らが自分の勇気を振り絞る為に、戦闘に真っ向から立ち向かうと言う意味での決意を顕した言葉なのかも知れません。
さて、ここで色々考えてみると何でそんな民間人の自警団扱いの人達がデストロン軍団という戦闘のエキスパートに対抗できるかと言うと、ここが司令官同士の相性の悪さ。メガトロンは基本的にワンマンな方針で力で物を解決するタイプ。しかし、いざと言う時に彼が不在になるとデストロン軍団の戦闘力は大幅に激減します。これは洗脳メカを多用したりする等の原因もありますが、基本的な骨子となるメガトロンは軍団の象徴でもあります。その象徴たる彼が不在である、若しくは敗北していたり意識不明だったりするとデストロン軍団は何をして良いのか分からなくなるのです。智略に長けたメガトロンの作戦はそれなりにデストロン同胞から信頼されますが、それ以外の者からの作戦となると士気は激減し信頼も無くなります。メガトロン不在中のスタースクリームの作戦はまるで同胞に信用されず、いつも失敗ばかりでしたが、これはスタースクリームの作戦自体が危うい物ばかりだったからだと考えられるでしょう。そう考えると結構メガトロンって偉大な存在ですが、絶対君主制となる彼の支配体制は彼自身がいなければ何も出来ないと言う重要な弱点があると言えるでしょう。クーデターも時々起こるし本当に大変(笑)
サイバトロン戦士はと言えば、彼らの指導者コンボイは基本的に君主制ではなく民主制と言える感じで、ナンバー2と呼ばれる存在が多々います。そのナンバー2にしても様々な能力の持ち主ばかりで、コンボイが不在中でも作戦立案や打開策等が見事にデストロンを退ける要因となるのです。彼らサイバトロンは戦闘に長けていませんが、仲間同士の信頼はとても厚く、結束力で考えればどんな軍団にも対抗し得る戦闘力を保持する事があるのです。コンボイは戦闘能力が高いトランスフォーマーではありますが、実は彼の特性はその戦闘力では無く、サイバトロンを引っ張る為の原動力、そしてその行動力にあると考えられます。サイバトロンにとってコンボイの存在はとても重要ですが、コンボイがいなくてもサイバトロンは戦える。またはコンボイの為に戦える。クーデターも殆ど起こらず団結力はデストロンの比ではない。これがデストロンとの大幅な違いと言えますし、コンボイ&メガトロンの相性の悪さだと断言出来るでしょう。
書いてみると色々な事が分かりますよね。サイバトロンVSデストロンは実は民主主義VS絶対君主制ってな訳なのです。悪役であるデストロン軍団が今現在をもって愛されるのは、絶対的な力があるメガトロンの存在があるからなんでしょうね。幾らコンボイがメガトロンの計略に引っかかってドジっても愛され続けるのは、その存在感があったればこそ。だからこそ彼ら二人はトランスフォーマーと言う作品中で必要不可欠であり人気が高い。彼らがいなければトランスフォーマートランスフォーマーと言う番組では無くなってしまうのです。そんな感じで今日はココまで。いや〜面白いな、G1TFは。皆も見ようG1トランスフォーマー! 無料だお!
それではまた〜(’_’)ノシ