ZONE OF THE ENDERSの世界 そにょさん〜

ディンゴの背中は漢の背中

こにゃにゃちわ、エクシですよ。
さて今日で終わりにさせなきゃゾーイシリーズ。ゾーイの事話したら一晩語れるなんて人は自分以外に3CHさん位しかいないんじゃないかと。まあそれだけ知名度が低いって事なんですけどね……。
今回で最終回、各作品をさらっと紹介しちゃいましょう。
一応近未来と言う設定で、地球とか火星とか地名は殆どそのまんまだったりします。160年後にはこんなの出てくるのかね。ま、自分その時にはもう生きてませんが。


2167年 IDOLO(OVA)
ダイモス事件と呼ばれるOF暴走事件。地球軍と火星軍が共同してOFの鎮圧に当たるも、その能力は地球軍を圧倒し大きな犠牲を伴った。火星が今まで機密にしていたOFが明るみに出てしまった事件でもある。初の試作OF、IDOLOが中心となる物語。
PS2のZONE OF THE ENDERSと同時期に発売されたOVA。ゲーム限定版にはOVAが同梱されていた。サンライズとバップが共同で作った脅威のOVA映像。ただし物語面は鬱になるほどの暗さっぷり。
試作OFであるイドロは、フレームランナー(パイロット)と過剰にシンクロすると理性が崩壊し破壊衝動が止まらなくなる危険性が指摘され、一時はOF開発を断念するところであったが、主人公のラダムはOFの性能を遺憾なく政府の高官達に見せつけ開発の後押しをしてしまったと言う。


2172年 ZONE OF THE ENDERS(PS2)
木星コロニーアンティリアで起こる紛争。最新型OFジェフティを地球軍が秘密裏に奪取、その報復、奪回としてバフラムがアンティリアに攻め込んだ事件。コロニーの住人レオ・ステンバックは自分の意思とは関係無しに闘争に巻き込まれていく。
記念すべきゾーイファースト。今作からジェフティが主役機となる。因みにこの時点でのジェフティはシステムチェックやメンテナンス等を全く受けずに起動している為、本来の半分の性能しか出ていない。カリストで覚醒した際のジェフティはおよそ二倍の戦闘能力をキープしていた。だってホーミングレーザーの弾数がダンチじゃん?(笑)
OFによるフレームランナーの破壊衝動は解決できてはいないが、シンクロ率を大幅下げる為に自律型AIを搭載。破壊衝動を緩和された様に見えるがアヌビスのノウマンの様な例もある訳で、付け焼刃にしかならなかった様である。まあノウマンの事だから自分からフルシンクロを試みていた可能性もある。後にレオが命令違反を犯してでもジェフティに拘る理由は、この弊害と言う噂もあったり無かったり。


2172年〜2174年 STORY BETWEEN(WEBでの小説)
アンティリア事件を終えたレオとセルヴィスの後日談。ジェフティがカリストに送られた経緯や、前作ゲームの登場人物サンダーハートがどうなったかなどの粗筋が描かれている。ディンゴの話もちょっとだけあるよ。後日談とは言っても結構暗いのはゾーイクォリティ。
http://www.konami.jp/gs/game/zoe2/japanese/


2172年 Dolores, i(TVアニメ)
ダイモス事件で撃破されたイドロを用いて作られた最新型OFイシスを49歳の主人公、ジェイムズ・リンクスが拾った事から始まるどたばた物語。イシスはAIを強化されたモデルで、パイロットがいなくても自律稼動可能なOF。戦闘はさすがにパイロット無しでは行えない様子。wikiによると、

「主人公のもとに無邪気な美少女が転がり込む」
「ダメな父親が家族の絆を取り戻そうとする」
「死んだはずの妻からの伝言を受けた主人公が、妻を捜す」
「主人公が巨大ロボットに偶然乗り込む」
「一匹狼が大きな陰謀に巻き込まれる」
などのありがちな話を一纏めにし、
「一匹狼の運び屋をやっている初老のダメ親父が、家族の絆を取り戻そうと帰郷する途中、死んだはずの妻が建造した謎の巨大ロボットを入手。そのロボットには少女のAIがインストールされていて、「おじさま」と懐かれてしまう。そして謎の組織と当局に追われ、家族ぐるみで逃亡し、妻を捜しながら「少女」と共に戦い、巨大な陰謀に挑む。」

と言う感じなんだそうな。空前絶後の物語とは良く言った物です(笑)
OF名はイシスでドロレスはAI名。実はダイモス事件時にラダムの恋人ドロレスの意識がイドロの量子コンピューターに転写されたのが本機のAI人格。少女と言う性格面を前面に出した、今までに無いキャラクターだと言えるでしょう。巨大ロボが内股とかどんだけビューナスAとかノーベルガンダム? つか妄想シーンではドレス着てたよドレス。間違い無い、コイツこそ史上最高の巨大(少女)ロボだ。
本来連合宇宙軍や地球の軌道エレベーターを制圧する為の虐殺マシンと化す処であったが、ジェイムズの妻、開発者でもあるレイチェルがAIに細工。作戦遂行と作戦阻止の二律背反がドロレスと言う人格を半ば偶然に作り上げる。その為、人格ベースはラダムの恋人ドロレスの幼少時と言う事になった。リーダー機と言う意味合いもあり、無人OFを遠隔操作出来るマスコントロールシステムを搭載。他ゲームでは散々雑魚となっていた無人ラプターが「お友達的」に言う事を聞いてくれる描写は必見です(笑)


2173年 TESTAMENT(GBAゲーム)
小島プロデュースとは全く関係ない、どちらかと言えばスパロボ的な戦略シュミレーションゲーム。とは言うものの、戦闘シーンになるとカーソルで狙いを付け敵をヒットさせていくアクションシューティング面もあり。実はこのシューティング面をしないと必ずと言っていいほど負ける確率が高くなる。逆を言えば、この戦闘を一々こなせば負ける事は無い(笑)つまりそのせいでかなり時間が掛かり、飽きが来る。だって例えて言うなら、スパロボで戦闘シーンを飛ばさずにクリアしろって事だよ? ゾーイへの愛を試されるゲームと言っても過言ではない(笑)
物語はやっぱりレオと同じ様な感じでケイジって言う少年がロボットと出会って女の子守って戦うゲーム。まあミオナが可愛かったのでいいや、な感じなゲームでした。テスタメントは最初LEVに偽装されており、外装を剥ぐとOFになると言う感じのやっぱり秘密を持った機体系。つか主人公機そんなんばっかりやね(笑)
因みにウィンキーソフトが手がけたせいか、スパロボ臭がプンプン臭うこのゲームですが、実はこれが妙なターン制でして、味方のターン→攻撃する・敵のターン→攻撃される、と言う一方的なシステム。つまり、相手の攻撃に際して自分は反撃が出来ないと言う奇妙なゲームでした。普通のスパロボなら自分が攻撃するとそのターン内で敵の反撃が来るじゃないですか。そう言う反撃全く無いんだよね(爆笑)更に先程のアクションシューティング、IASシステムで自分の攻撃は当たる、相手の攻撃は避けられるを繰り返すと無傷でミッションをクリア出来たりする本当に妙なゲームでした(笑)練れてねぇ〜。


2174年 ANUBIS ZONE OF THE ENDERS(PS2ゲーム)
今の所ゾーイ世界での最終作品。巨大要塞アーマーンを打ち砕く為に一時は戦いを捨てた元バフラム兵、ディンゴ・イーグリットが立ち上がる。半ば強制的ではあるが、ライバルであるノウマン、そして彼が搭乗するアヌビスを撃破する為にディンゴがジェフティを駆る。太陽系滅亡の危機を起こすノウマンに、勝てるかどうかはランナー次第!
口コミで広がったおかげで、未完成ゲームの続編扱いにされなかったゲーム。音楽面・アクション面・物語面において全てパーフェクトの点数を上げたいゲームであります。高性能機体ジェフティで群為す雑魚をちぎっては投げちぎっては投げ、大型艦隊を単機で撃破したり、大型ボスを粉砕したり、ライバル機に挑戦を挑んだりでロボットアニメのシチュエーションをふんだんに盛り込んだ完璧な作品と言えます。これでもっと知名度が上がれば完成品玩具とか出たんでしょうが。あ〜リボでねーかなリボ。因みに海洋堂で一時期キャストキット化されています。完成写真のある処はこちら。
http://members.jcom.home.ne.jp/ikuo-k01/jehuty.html
因みにオクとかじゃ絶対手に入らない状況だったりします(泣)まあこれはゾーイファースト版らしいんだけどね。
ゲーム中では巡航形態(ゾーイ1でもやってた)変形、空を飛ぶ姿は主題歌「Beyond the Bounds」の歌の一節、青い鳥が飛翔する姿を現しています。ついでだからyoutubeのOP載っけよっと。

小島プロデュースな感じバリバリ。編集の名人なのかも知れない(笑)隠し要素として溶鉱炉でケンを炙ると次の面で上着を脱いでくれたり、荒野乱戦面でビッグバイパーを掴んで投げると戦闘機に変形して敵を貫通しながらかっ飛んでくれたり。エイダの受け答えが出来るR3ボタンやL3ボタンも必聴。Rはポジティブ、Lはネガティブにディンゴ君がお返事してくれます。例えば冒頭の仲間救出面、エイダが「リック機を矢印で方向を表します」と言われた時にR3をタイミングよく押すとディンゴが「リック! 無事でいてくれ!」と返事しますが、Lで答えると「助けて欲しいのはこっちだぜ」となるって訳。物凄い芸細な感じがこの作品を支えていると思われます。まあこう言う受け答えの「遊び」は小島の真骨頂と言った処でしょうか。
主題歌「Beyond the Bounds」の幻想的で意味不明なスキャット(ジャズによく使われる間奏に入れるアドリブ。ドゥビドゥバ♪の様な即興的に歌う事。スキャットマン・ジョンとか)どうやらフィンランド語の様です。解説ページはこちら〜。
http://www.geocities.jp/clearfeathers/anubis/song.html

さて、書いた書いた。ZOEを書かせたらコレだけじゃ済まないよ、自分的に。これでも抑えた方だと思ったりしなかったり。
さてそろそろZOE3がPS3で発表されると言う噂が流れている様で。願わくばPS3であって欲しくないなあと思うエクシなのでした。ま、ひょっとしたらその煽りでリボルテックジェフティとアヌビスが出てくれれば御の字かなと。早く出て来い続報よ〜。つかメタルギアがまだ出て無いじゃん! またメタルギアカヨ!! ZOEの邪魔すんなぁぁぁ!! と言う感じで今日はここまで。
それではまた〜(’_’)ノシ