きつ目は三割り増し位(笑)

ようやく念願が叶ったエクシです。
てっきり2003年にOVA化かTV化かと思われましたが、その予想を大幅に裏切って2007年の本月からOVADVDシリーズ開幕であります。仕事の遅いあの人の事だから2003年には企画が立ち上がって、2004年に発表しようと思ったら思いっきり予定が狂っちゃったんじゃなかろうか(笑)あの人ならあり得る。因みに双葉ちゃんねるで「赤肩」と言う言葉がありますが、これは「既出だよ」とか「今更な話すんな」と言う常套句。OVA「ザ・ラストレッドショルダー」の発売が遅れに遅れ、皆が忘れた、若しくはもう出ないだろうと諦めた時期に発売したからだと言われていますが、詳細は不明(笑)

注意! この先はネタばれオンパレードです!

と言う事で第一話の感想を少し。
装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ
第一話 渡河作戦
・初っ端から過酷な戦線にいるキリコ
しかしそれは情報相次官フェドク・ウォッカムの提案した作戦でした。堅牢を誇るタイバス渡河作戦。地雷原ありーの無数のトーチカありーのどうやってもこれ落とすの無理だろこの作戦みたいな状況下でウォッカムの実験は行われます。その実験とは、ペールゼンのファイルにあった異能生存体=キリコ・キュービィの生存率の高さを計る事。1500機と言う尋常ならざる大部隊を振るいに掛け、キリコが死ぬかどうかを試す。マウスと呼ばれたキリコが死んでいるか生きているかを常に確認され監視されていきます。キリコにしても、自分が監視され過酷な戦線を転々とする事を実感しつつもそれに抗うことが出来ない。ボトムズ本編第一話では早々に脱走しますが、正規の作戦となると抵抗する訳にもいかない。極めて無気力の塊となったのは「野望のルーツ」からでしょうか。まあどの道休戦になっていない状況下では脱走しても意味が無いと思うのでしょうね。


軍事法廷に掛けられているペールゼン
おいおい、一見さんを全く無視した作り、さすがボトムズ。コレを見る人は「分かってるんだろう? 野望のルーツだよルーツ。知らなきゃ見ろ!」みたいな感じ(笑)ペールゼン・ファイルズはOVA「野望のルーツ」とボトムズTV本編の間のお話。だからフィアナ出てきませーん、そもそも女性出てきませーん(笑)萌えなんてこのアニメでは存在しませーん!!
憔悴しきって何も言わないペールゼン。彼はひた隠しにしていたレッドショルダー部隊を暴かれ窮地に立たされていると言う設定。罪状としてはレッドショルダー部隊の本拠地、惑星オドンでの暴動を引き起こした罪や「共食い」(能力純度をふるいわけする為に、模擬戦と称して友軍同士で実戦を繰り返させていた)で配属されたばかりの兵士を虐殺していた事等など。最初の暴動はキリコ達を発端にしていたので別に画策して暴動を行わせていた訳ではなかったり。まあその結果コンピューターのメモリーバンクが跡形も無くなったと。コレにはリーマンすらも歯噛みしていたので計画性があってやった訳では無い。検察側の当て外れが中々アホっぽくて良い(笑)それにしても地味にレッドショルダー隊員の数が合わないのが気になる。「ザ・ラストレッドショルダー」では30人以上だったかな? 今期のOVAで再びRS部隊が出張ってくる可能性ありかも。


・小隊長を心配するキリコ
自分以外殆ど死んでいる状況で未だ友軍が生きていた。そんな状態だと多分キリコは助けるだろうと。隊長から「お守り」と呼ばれる事で、自分が監視されている事に気づいたキリコは少なくとも巻き込んでしまったと言う自責の念があった。それは一話最後の「また生き残ってしまった」と言う言葉に集約されると思われます。まあ結局その同胞も死んじゃうんですが(泣)ここ数年友軍に心配された事なんて無かったと言う隊長の言葉がキリコの心にまた楔を打ち込む。って感じ?


・横槍ウォッカ
タイバスの渡河作戦が一応の成功を収めたので発言権が大いに広がった。一石二鳥いや三鳥。一つの作戦立案で情報部の発言権を拡大、キリコの実験の成功、法廷での横槍とペールゼンの確保と、まあやってくれますウォッカム。その部下のコッタ・ルスケは間違いなくロッチナだと思われますが、基本的に情報部って偽名使ったりスパイしたりで大変な機関だから、まああんまり気にしない(笑)と言うか、コレは憶測だけどこの時点でルスケはワイズマンと接触していない。キリコの名前すら知らなかったんだから。彼が偽名、もしくは名前を変えていく変遷がワイズマンの仕業だと考えると結構面白いかも。アストラギウス銀河を裏から操っていたワイズマンにとって、ルスケの名をロッチナにするなんぞ簡単な事だと思うから。


・ペールゼン発狂
間違いなく演技です(爆笑)まあある程度本音も混じっていると思われますが、法廷でのやり取りで「ここは心身不安定になっておいた方が良い」とペールゼン自身が判断したと思われます。ウォッカムと言う敵か味方か分からない相手が主導権を握っている状況では「虎穴にいらずんば」と言う事でしょう。今後はお互いの腹の探りあいになっていく様な気がします。


・地雷爆発
何とか岸に辿り着いたのに隊長のATの腕が地雷踏んじゃった。ここでよく見て欲しいのは地雷の爆発の衝撃。隊長機はコクピット真横、キリコ機は足部分。その差がキリコを死なせなかった状況です。ああもうCG見にくいなあ(泣)その爆発からATの破片を全身に浴び、キリコは次の戦地まで瀕死で過ごします。惨い。それでも死ねない。今回の重傷では全治六ヶ月だって。半月で治るのはさすがにやり過ぎな様な(笑)

と言う感じでした。まあCGにはもうさすがに諦めが入りました。仕方ないじゃん、最近のTFアニメみたく見ようと覚悟完了ぉ〜。これでPS2のボトムズとかやっちゃった日にゃボトムズをアニメで見直しちゃう病が発症しそうな気がするバリバリ。
でもま、総評としては悪くない出来です。文句なしとはちょっといえませんが。つかよぉ、未完作品のコードギアスとかマンネリ化しそうにあるガンダム00とかのロボがちゃんとしたアニメーションなのにボトムズの扱いはどうよ? こちとらサンライズに結構貢献してきた作品だってのにさ。愚痴りたくもなります。でもま、キリコがCGじゃなくて本当に良かった(笑)いやこれ笑えないから(泣)
そう言えば各所に乾さん作曲のBGMが掛かってマジボトムズ世界に引き込まれました。勿論新曲もあるでしょうが、これはかなり良い配慮。アイキャッチの音楽もそのままだし。と言う事で買った当日からずっとエンドレスで掛けている自分がいたり。柳ジョージのOPも良いぜ? 皆で一緒にララーバーイ!!(笑)と言う感じで今日はここまでです。
それではまた〜(^_^)ノシ