スキャットマン・ジョンを思う

タチション……?

今更ベスト版を買ってみたりするエクシです。
スキャットマン・ジョンを皆さん覚えているだろうか。アメリカのアーチスト、スキャットマン・ジョン。本名はジョン・ポール・ラーキン。既に故人であるが今聞いてみるととても元気の出る様な音を作り出す人だったと思います。
ジョン氏は実は吃音症なのです。所謂どもり症と言う病気。しかしそのどもりを敢えて音と表現し、スキャット(メロディに合わせて即興で歌う手法)を巧みに音楽と合わせる(いや、どちらかと言えば彼の歌が中心となる)歌唱法で全世界で600万枚の売り上げを達成した偉大なアーチストなのです。
日本のCM曲、特にカネボウ化粧品の曲や、グリコのプッチンプリン等、聞いてみれば「ああ、この人か」と言わしめる程の知名度。その他多くのCM曲に自ら出演し、山高帽や口ひげ等のコミカルなポイントでユニークに富んだ存在感を醸し出していた。1995年、そんな感じで売り出した彼の曲は大ヒットしたが、その4年後の1999年、咽頭癌で亡くなってしまう。実はエクシはつい最近になって知った事でした。まだどこかでジャズとか歌ってたのかと思った(泣)
吃音症と咽頭癌の関連ははっきり分からないが、99年にシングルが四枚も出ている所を見ると闘病生活等といった期間も無く、ずっと歌い続けていたと思われます。まさに死ぬまで歌を歌った巨匠と言っても過言では無いでしょう。
と言う事で、彼を懐かしみつつようつべで検索したスキャットマンの歌を何曲か掲載します。




二曲目の「Everybody Jam!」に出てくるおじさんはルイ・アームストロングというジャズ界の神様。1971年に既に故人となっている人ですが、このフィルムでは一緒に演奏したりして楽しそうです(笑)勿論合成ですが、天国の大先輩と一緒にジャムると言う望みが彼のどこかにあったのかと思います。
最後の曲はCM曲の他に日本人向けに製作した曲。冒頭の1…2…3…GO!(いち…に…さん…ゴー!)や「さあ皆でダンス! 皆でパーティ!」等、和訳してわざわざ歌ってくれる所に凄く好感が持てます。99年にこのシングルが発売された事を考えると、やはり最後まで歌った偉大な方だと改めて思いました。
最後の一瞬まで歌に情熱を掛け、歌に魂を掛けたスキャットマン・ジョン。彼の曲を聴いていると、ちょっと臭いですが命が宿った素晴らしい、そして万人に元気を分け与えるものだと思います。改めてご冥福をお祈り致します。そして、永遠にジョン氏の曲が人に聴かれることを、切に願います。
それではまた〜(Y_Y)ノシ