花の絵駆使 〜雲の彼方へ〜

今回もとんでもない人数です

さて今日で最終日のエクシです。
昨晩帰ってきた龍飛さんと昨日撤収の手伝いをしてくれた先輩のWさんと三人で出撃。
七時頃起きて出た割に、10時40分入りできたのは僥倖だと思う。
それにこの曇りと言う天気。昨日の状態で三日目だったら間違いなく会場内は蒸し風呂処かサウナだっただろう。
とても良いコンディションで最終日を迎えられたのは凄く幸運だと思った。
その時までは。
仲間達に二時に集合して帰ろうと言う事だったが、エクシ自身は一時半頃に集合場所へ到着。龍飛さん、Wさんと集まってそろそろ帰ろうかと腰を上げる。
大体のサークルを廻って鞄の中身はほくほくだった。
ふと尻ポケットを叩いてみると、財布が無い。
どうせ鞄の中だろうと探ってみる。無い。
きっとウエストポーチの中だ。無い。
やはりサブバックの中だろう。無い。
どこを探しても無い。
まずい……財布の中身は少なからずのお金が入っている。クレジットや免許証等は別のパスケースに入れてあるから安心だが、それでも少なからずのお金を失うのは痛い。
さっき自販機でお金を出したはず。自販機は待ち合わせ場所から五メートルしか離れてないが、人が集まる場所に財布なんぞ落とした日には拾われてポッポナイナイか、親切な人がスタッフに届けると言う二択になるだろう。
取りあえず仲間達にちょっと待っててと言ってスタッフに聞いてみる。そして落し物カードなる物を書いて調べて貰ったが、無い。
スタッフの話だと四時頃に全ての落し物を一箇所に集めて返却することになっているらしい。四時、あと二時間半程だ。ここで待つのは余り意味が無いので、取りあえず車に戻ってお昼を食べた後にもう一度来てみようと言う事になった。
正直自分のドジで二人を待たせるのは我慢ならなかったが、少なからずのお金や財布の事を考えるともう一度ここに戻らねばならない。二人は快く了解してくれたので兎に角ご飯を食べて落ち着こうと言う話に。
スカイラークでご飯を食べて談笑。と言うか自分は心ここにあらずな感じ。だって、財布を無くしたんだもん。それも因みに金額の内訳は、
昨日の本のお金
が殆どなんだもん。その中から今回の本を買った。それでも完売した金額は少なからず余っているのだ。
つまりこのまま財布が戻って来なければ、印刷代と本の純益分は全てパーとなる。お金だけでなく、財布に入っているビデオ屋のカードや本屋のスタンプカード等も皆帰ってこないのだ。ああ、ヨドバシのカードもあったね。全部使った後だけど(笑)
さて、お腹も一杯になった事だし、兎に角もう一度有明にアタック。路駐と言うか、龍飛さんに運転を代わって貰って待機してもらい、西館へと足早に。
落し物の収集場はかなりごった返してした。列に並び、30分、一時間と待つ。その間、収集物を返却してもらって泣くほど感激している者等もいた。
そして自分の番。兎に角、財布を落としたのは自分のドジなのだから、ぶっちゃけ財布だけでもいいから戻って欲しいと思った。落し物カードを持って奥へ行ったスタッフが手ぶらで帰ってきた。
「申し訳ありませんが、貴方の言う財布の形状はありませんでした」

……兎に角戻ろう。
歩きながら頭の中で計算してみる。今回買った本の金額、昨日龍飛さんと分けた金額。細かい金額ははっきりしないので言いたくありませんが、兎に角これで純益を失い、更にちょっとのマイナスと言う事に相成ったと思う。
と、言うことは。逆に考えると今日持ってきた金額が全て自分のポケットマネーだったら相当の損失になる訳だ。本を作って純益が無かったらと考えると至極ぞっとする。
小金持ちから一気に文無し。諸行無常の響きあり。
「財布を落とした。社会に貢献した!」
と言う究極の前向き社員になる気は無いが、兎に角俺の財布をガめた奴に言いたい。
金はいいから財布は返せ!
その後、Wさんを送って龍飛さんと一緒にアキバ玩具巡り。変形Xウイング玩具が買えたのは不運の後のちょっとした幸運だと思う。
一日が終わって思う事。剃髪した前田慶次が大判小判を民衆に振舞って傾奇終いした事とか。全てを失ったマリンが核汚染された地球をずっと歩いていくとか。なんかそんな感じの一日だったような気がする。
いずれにせよ、何ともとネタに困らない数日だったと言う事か。と言う感じで今日はここまでー。
それではまた〜(T_T)ノシ