ノスタルジックin盛岡 前編

雪景色ヤバーーーーーーィ!!

何故かいきなりの帰郷となるエクシです。
発端は金曜日の夜に連絡が来た事から始まります。
岬「土日使って旅行しよう。北(盛岡)か西(京都)か選んで?」
って、え!? 明日からカヨ!?(笑)
いきなりのメールを受けたエクシはちょっと色々考えて、京都は来月に行く事になってるから盛岡にしましょう、と了解した。明日から旅行しようと前日に言われて対応出来るのは自分くらいだろう(笑)まあ丁度暇だったしね。
土曜日、仕事を早引けして自宅に車を取りに行く。龍飛さんのセラで行こうかとも言われたが、正直自分はセラに乗り慣れてないのでラクティスで行く事になった。
午後一時半、アキバに集合の後、二時過ぎに東北自動車道に乗って一路岩手盛岡へ。カーナビ情報では到着は六時間後と出た。行程550kmの小旅行(笑)期間が短いだけで全然「小」じゃないよぅ!!
温泉とかに行きたいならもっと近場に行くと言う選択肢は色々あったんだけど、今回の目的は「ノスタルジーに浸る」と言う事だ。お互い六年間もいた岩手盛岡、お互い色々かなぐり捨ててきた北の大地に思いを馳せながら片道550kmをひた走る。
大体300km地点の栃木辺り。雲行きが怪しくなってきた。もう直ぐ四月間近迎えると言うこの時機、宮城県に到達した時点で雪が降る(汗)
そう言えば寒冷前線が北に向かう、なんて話を聞いた様な聞かない様な……。宮城を越え、岩手に入ると明らかに雪が地面に溜まっているのを見て焦る。これはまずい……二人が乗っているトヨタラクティスはファミリーカー。履いているタイヤは勿論ノーマル。岩手に入っていきなりのスローダウン。到着予定時刻がどんどん遅くなる。
正直な話、エクシはちょっとだけ想定の範囲内だった。アイスバーンガチガチって状況だったらさすがに挫けると思うけど。と言うかセラで来なくて良かった……と本気で思う(笑)何せあの車は乗り慣れてないから。
八時半過ぎ辺りになってようやく盛岡南インターへ到着。勿論例外無くここでも大雪に見舞われていた。目的地の繋温泉まで10kmも無い状況なのに、道程は坂道だったりしてかなり危険な状態だった。不思議な事に周りの車もノロノロ状態。積雪も思いの他少なかった事から、岩手県民にとってもこの雪は予想外だったのではないか、と思う。
まるで戦車が擱坐(キャタピラが壊れて動けなくなる事)する様にラクティスは目的地の駐車場に止まった。もうこれ以上走れないってな感じ。
温泉宿のご主人は「大変だったでしょう」と暖かく迎えてくれた。丁度チェックイン限界時間20分前位。よくもまあ何とか到達出来たな、と思う。
荷物を置いて積雪の中を出かける。だってゴハン食べてないから(笑)温泉宿街の入口に丁度ローソンがあったからそこでゴハンか、と思ったけど飲み屋とゴハン処が一緒になっているお店を発見。看板にも書いてあるので久々にじゃじゃ麺が食べられそうだ。
飲み屋のそこはお客さんが二人のみ。多分この積雪で誰も外に出たがらないのだろう。龍飛さんはネギラーメン、自分はじゃじゃ麺大盛を頼む。歌っているお客さんの男性の方が鬼の様に歌が上手い。曲が終わったら龍飛さんと二人で本気拍手。ホント、プロ顔負けな歌声でしたよ。
ビール飲んだりつまみつまんだり。結構な時間が掛かったが、それだけに時間を掛けたじゃじゃ麺はかなり美味かった。本場盛岡の白龍(パイロン)と同等位の美味さだった。食べ終わった器にお湯と味噌と卵を和えて更にチータンを頂く。卵スープとも言えるこれがまた美味い。

じゃじゃ麺の後に出されるこのチータン(正式にはちいたんたんと呼ばれる)を飲まなければじゃじゃ麺を食べた事にはならないと言われている。もり蕎麦を食べた後に蕎麦湯を器に入れて飲む感覚と似ているが、それを大幅に超えるサービスだと思う。エクシはこれが出されるまでその存在をすっかり忘れていた。
明日は市内や自分達が住んでいた町に繰り出す予定だ。ノスタルジー、ここに極まる。と言う感じで次回に続きます。
あ、そう言えば温泉はぬるかったよ(泣)
それではまた〜(‘_‘)ノシ