ノスタルジックin盛岡 後編

変わってねぇぇぇぇ

何とか晴れてよかったと心から思うエクシです(汗)
正直今日も大雪になってたら月曜に帰宅する状況だったかも知れない。
そんなこんなで第二の故郷である盛岡探索を決行。
まず繋温泉街を出て北へと向かう。市内は帰りにしようと決定した。
盛岡市内を通過して厨川、滝沢と巡る感じだ。
はは、なんとも懐かしい光景。カーナビいらんわ、正直(笑)
丁度10年前に色々置き去りにしてきた記憶が蘇る。呼び起こされる。自分がいたこの街は細かい部分で色々変わってはいたが、やはり10年経ってもこの街は相変わらずだった。
厨川の駅近くに万代書店が(笑)ノスタルジーに浸る予定がまた何時もの如く玩具漁りに(笑)やっぱり地方に行ったら万代書店に行かなきゃね!
しっかし正直な話、10年前にこの店があったら退屈しなかったのになあと、ちょっと妬ましい(笑)
運動公園前にはまだまだ現役とも言える玩具ショップ「にしな」が。自分達がいる時は普通の玩具ショップだったのに、久しぶりに来たこの店は俗に言う「アキバ化」が進んでいた。フィギュアが約三分の一を占め、玩具屋ではなくホビーショップとしてありえない進化を遂げている。今現在の盛岡の新しいホビーショップと言う物は確認していないので分からないが、多分県内で唯一とも言える品揃えではないかと思う。何て言うか、フィギュアを買うなら「にしな」!って感じに。そこでしか買えない物があるのなら、にしなが潰れる事は決して無いだろう。因みに数年前に来た時にあったPCソフトショップは何故か潰れていた(笑)これもそこでしか買えない物だと思うんだけどなあ。
厨川を出る時にエクシの元自宅を通過する。第二コーポ丸善は健在だった。それだけでもういい、と思った。
次に滝沢駅近くへと向かう。滝沢分かれを通過し、県立大学を横目に滝沢へ。県立大学の存在を龍飛さんは知らなかった。丁度龍飛さんが卒業してから建設された大学だから。自分の大学よりこちらの大学の方が食堂のメニューが豊富だった事から、よく昼の帰り際に仲間と一緒に食べに行ったものだ。この県立大学は施設が充実していたから図書館とかもよく行った。本当は他大学の人間が入っちゃ行けないんだろうけど(笑)
滝沢駅、エクシが厨川へと帰宅する際に何度か使った事がある駅だ。その近くに龍飛さんのアパートはあった。龍飛さん狂気乱舞の時!(笑)
「ちょっとここからローソンへ走ってくるわ!」
車を降りて走り出す。ああ、こう言うことをよくやっていたんだろうな、と何となくその気持ちが分かる。
ローソンで合流した後、再びこの場所で住みたいと何度も言う龍飛さん。自分も、避暑地として別荘が欲しいな、とか思ったりした。

次に我が大学に侵入(笑)校舎は解放されていて、人気が全く無い。と、思ったらある教室の一室でダイスを転がす音が。その音でTRPGの同好会が未だ健在だと言う事が分かった。勿論エクシと龍飛さんは声を掛けずにその場を立ち去る(笑)
食堂、生協などを見てピアノ棟。その上には文化部サークルの倉庫がある。エクシや龍飛さんが所属していた当時の文芸部サークルの倉庫。先程の食堂や、この倉庫でよくポスターを作ったものだ、と感慨にふける。
しかし当時の文芸部サークルは解体されたのか、その懐かしい名を見る事は出来なかった。代わりに見慣れぬ名前の部誌。よく見てみると、その部誌は自分達が作ってきた装丁とほぼ一緒だった。多分、部の名称を変更したのだろう。見慣れない名前三文字の部名。まあ確かに、以前の名前はセンスがイマイチな感じがあったので(自分が部長だった時代でも何度も名称の変更をしようと言う案があった)この方が今の時代の人には良いのかも知れない。
懐かしい名前はもう無いが、その部誌には自分が後輩達に伝えた技術が、10年を経た今でもちゃんと残っている。それだけでも来た甲斐があったのかも知れない。
さて、大学を出てエクシの思い出の場所に行ってみる事に。岩山公園だ。




一際大きい丘の様な山、岩山公園。ここでは盛岡市内を全て見渡す事が出来る場所だ。相変わらず、この場所から見る盛岡は素晴らしいの一言。龍飛さんは当時、車が無かった為来た事が無いらしい。エクシはボロボロの中古車でよくここまで来たものだ。仲間と一緒に、カラオケの後の「まだちょっと遊び足りない」と言う時とか、時には誰にも聞かれたくない話をする為に。勿論、逢引する為にとかもあっただろう。あった様な気がする(笑)
それも全て過去の事。余り来たく無い場所だったのか、猛烈に行きたい場所だったのか。今ではもう、自分の心中ではっきりしなかった。
岩山を降りて今度は市内をうろつく。とは言ってももうほぼ時間が無い為に通過する程度で終わらせる事にする。行きつけの古本屋はまだ健在だったが、全て一冊100円と言う状態に商売っ気が感じられない。大丈夫だろうか、と思いながら何冊か購入する。
行きつけの模型店もまだ健在だった。しかし龍飛さんがよく寄っていた駄菓子屋は無くなっていた。模型店のご主人も結構年老いている。次に10年後、この模型店はあるだろうか、と思って心配してしまう。
龍飛さんはこの模型店のショーケースに何体か模型を展示していた。ジュノーンの初期型とか粋な物が展示してあるじゃないか(笑)なんとご主人は龍飛さんの顔をちゃんと覚えていた。そして、ショーケースの中の展示品を持っていく事を勧める。実際に持って帰る気はさらさら無かったのだが、やはり思い出の品物として回収する事にした龍飛さん。何やら複雑な気持ちで展示品を車に積んでいるのが印象的(笑)
盛岡の旅もそろそろ終焉。最後に市内をさらっと通過する感じで盛岡駅へと向かった。肴町や途中の商店街。見慣れた光景は今もそのまま。古い玩具屋に行きたい衝動に駆られるが、時間も切迫している為に通過。
ふと考えてみると昼飯を食べていない事に気付く。これからまた長丁場のドライブだから、とりあえず燃料を補給しなければと思って焼肉屋へと足を運ぶ。激辛の冷麺を食べに来たが、それほど辛くも無い。もっともっと辛い所はあるのだ。追加のキムチを入れる様な店もあった。あの店はどこだっただろうか。
車の燃料も補給し、一路東京へ。目的地は龍飛さんの住居にした。その間色々な話をしたりする。本来は京都に行く計画もあった訳だけど、京都に行ったら龍飛さんの「新撰組巡り」が行われる予定だった訳だ。しかし新撰組も確かに龍飛さんにとっては重要だが、京都に行ってこれ程のノスタルジックな気持ちになれただろうか。
どちらかを比べる事に意味は無いとは勿論思うのだが、多分、今回の様な感慨にふける事は出来なかっただろうと思う。
昔の故郷に思いを馳せる……たまにはこういうのも悪くは無い。本当に全く、誠に有意義な旅行だった。
今回、誘ってくれた岬龍飛さんに最大の感謝を。と言う感じで今日はここまで。
それではまた〜(*_*)ノシ