先達は偉大であり、非情である

ウッホウホ!ウッホウホ!

最近009を読み直しているエクシです。
009シリーズは本当に面白い。小学生の頃から大好きでした。
大人の目になって見てみると、ちゃんと筋が通っている事に凄く納得がいく。例えば、
002、009が麻酔虫に襲われたのに009だけは無事だった。何故?→
009は他の00ナンバーの良い処が纏められているから。
005の強化皮膚、002の加速装置、008の潜行能力などなど。
と言う感じに何故と言う問いかけにちゃんと漫画の中で答えていると言う事。これは以前の大鉄人17にも通じる処だと思う。
で、今日改めて見たのは復刊の移民編。粗筋としては、


……荒廃した地球、未来からやってきた人類が、現代にやってきて密かに侵略を行おうとしている。未来人達は時間を遡る事が出来るが、そのタイムリープは300年が限度だった。同じ人類同士戦い合う事は無駄だと説得しようとする009に銃を向ける未来人リーダー。対決が始まろうとしたその時、研究中だったタイムリープ技術が進歩した事を他の未来人メンバーがリーダーに伝えた。これで百万年の過去に旅立つ事が出来る。リーダーは銃を収め、自分が009と003の子孫である事を伝えて百万年の過去へと旅立っていった……。

何と言うバルディオスグッドエンド(違)
改めて思うけど、今あるネタって石の森先生や手塚先生が殆ど通ってきた道なのよね。凄く偉大な先生方は確かに偉大だけど、その後に続く作品の事とかは全く考えず、ネタを私達に提示してきた。それが偉大な行為だと思うと同時に、もうネタを全て吐き出してきた!と言うある種、ホワイトホール並の事をしてきたんだと思う。後に続く者は結局、そのやり尽くされたネタをちょっとだけ改変したり、もしくは思い切りパクってパロディにしたりするしかない。本当に先達は偉大であり、非情だ、と改めて思います。
移民編は1968年に発表された作品。
「009は凄い……しかしあとに続く者の事なんて考えちゃいない……分かっちゃいないんですよ石の森は!!」
ってアオイホノオの焔君絶対言いそう(笑)と言う感じで今日はここまで。さて、今夜は天王山だ!(笑)このネタはまた後ほど。
それではまた〜(?_?)ノシ