稽古の帰りに戦闘へ

何と言う昭和世界

じゃなくて銭湯へだってば、のエクシです。
あ、因みにミクエククイズの答えはCね。分かりにくかったかな?
さて東京近郊はまだこう言った銭湯があるんですよね。
何か入口狭いしどうしようかなーと思ってたんですが、正直稽古で汗ビショビショになった自分がこのまま仕事場で風呂に入らずに寝たら相当なオイニーになってしまいそうな気がするので勇気をだして入ってみた。

入口には右に男湯、左に女湯。下駄箱は昔ながらの木の板鍵。何ともかんとも、これは凄く昭和世界を醸し出しておるんですよ。
さすがに中の写真をバシャバシャ撮る訳にはいかないのでここからは現場の実況を。
番台さんは腰の曲がったお婆ちゃん。だけど何か眼差しが鋭そうな感じ。この中の空間は禁煙なんて今風な事は無い。だってお婆ちゃんだって番台の中で吸ってたし(笑)
エクシは風呂に行くなんて全く考えてなかったので、シャンプーとか石鹸とかはお婆ちゃんに頼んで売ってもらう仕組み。

小さい小瓶に入ったシャンプーは一個30円。何この安さ。でも内容量がスゲー足りないと思ってもう一個買う。リンス、石鹸も同じく30円だ。
つまりシャンプー、リンス、石鹸全部買っても100にならないと言う凄い処。ちょ、物価が昭和で止まってない?
お風呂のロッカーは鍵式。輪っかが付いてる。因みに最近のスーパー銭湯みたくお金は取らない。考えてみると、100円入れて鍵するあのシステムは一体何なんだろう? 使い終わったら100円戻ってくるし。調べてみた。
「心無い人が鍵を持ち去るからそれを防止する為に保証料として100円を入れる仕組みになっている」
つまり無料状態だと鍵持ち去る。しかし100円入れなきゃ鍵は持ち逃げ出来ない。リターン式の100円ロッカーはそう言う理由で作られたんだそうな。
確かに持ち逃げしたって使えない鍵なんて意味無いし、持ち去る奴なんて結局いたずらでやっている。そこで100円と言う金額を入れる事が防止策になると言う訳なんですね。むむ、なるほど。
さて、ぱっぱと脱いでロッカーにぶち込み。タオルとさっき買ったシャンプーと石鹸でまず身体洗ってってと。改めて風呂の中を見回すとかなり天井が高い。入口からは想像出来ない広さだった。浴槽は二個あって一つはジェット噴射して身体をマッサージ出来る大きいの。小さいのは狭くて三人入ったらぎゅうぎゅう詰めだけどかなりお湯の温度が高い風呂。スーパー銭湯ってさ、結構温い浴槽ばっかりだと思うんだけどどうか。エクシは温度の高いこの小さい浴槽がかなり気に入りました。後で水かぶりたくなるくらいあっついお湯でしたが(笑)
壁の向こう側でおばちゃん達の会話丸聞こえ。これも昭和ならでは。もうちょっと若い声が混じってこないですかそうですか(笑)
身体洗って風呂に入って水浴びて風呂に入って水浴びて……を繰り返したり(笑)俺はサウナに来てるんかいな。最後に念入りに身体洗って風呂場を出る。隣の隣の人が口に指突っ込んで歯を洗い出した。そのきちゃない水がこちらに流れ込んだりしてちょい引く(汗)こちらも水バリアーで対抗だ!(笑)
風呂出た後はお楽しみの牛乳ターイム。コーヒー牛乳とフルーツ牛乳。折角だから俺はこれに決めるぜ! 両方とも100円。おっかしいなあ、この前のスーパー銭湯は120円だったぜ? 
「やっすいでしょぉ?」
とお婆ちゃんが笑いかける。何年このお仕事してるか知らないけど、この屈託のない笑顔は間違いなくプロですね。きっと何十年とか言うレベルに違いない。
そしてお約束ポーズ! 左手は腰にあてて、立ってごきゅごきゅと飲む! うんまぁぁぁぁぁい!! やっぱ銭湯はこうでなくっちゃね!
そして暫くテレビ見たりして。何とテレビだけは場違いの、すんごい場違いの、プラズマテレビだった。壁に掛けるタイプの奴で、昭和のこの空間にはほんと、すんごく場違いだったのよ。だって壁とか木材だぜ? ロッカーとか床だって殆ど木製なんだよ? だのに其処には何かハイテクのプラズマテレビがあったんだ。とてもでかく見易い奴ね。
むむむ……何と言う空気の読まない製品だろう。ここに置かれる物は、木製の台があって、何か変なアンテナがこう、なんていうか、あのクリームをかき混ぜる様な変な針金のアレ、ああ、そう泡だて器! あんな感じのアンテナとかがあって、本体色はクリーム色でつまみとかある奴!

これだーーーーー!!
そうこんな奴が鎮座してるのがベストだよ。理想だよ!!
とか頭のなかで色々考えてみたけど、まあ見易いのが一番だな、と盛り上げて急に冷めるエクシがいたのでした。
さっぱりしてバイクで仕事場へ。もう一度今日入った朝日湯を見る。もう一度来るからね、なくならないでね、と思いながら。
と言う感じで今日はここまでとしまーす。それではまた〜(>_>)ノシ