キュイーン!

セガエイジズのOMGバーチャロンを中古屋で購入し、久しぶりに旧バーチャロンをプレイしてみた。

オラタンに慣れてしまうとOMGではターボショットが撃てないとか空中ダッシュが出来ない等の制約があるけど、古いゲームなんだから当然の事だ。それより、自分が大学時代で遊んでいた旧バーチャロンのそれこそ「むせる」的な感覚が蘇ってきた事が懐かしい感傷に浸らせてくれる。

当時のゲーム雑誌で言えば、ツインスティックを使用し、ダッシュに独特な「キュイーン」と言う音を使っている事もあってか、バーチャロンをある種「ボトムズゲー」とか「ボトマー集まれ!」とか似ている事を否定せず、逆に肯定し、メカファンを煽っていた節がある。

タイトルからしてもそうだ。「電脳戦記バーチャロン」がタイトルだけど英題にすると「CYBER TROOPERS VIRTUALON」になる。直訳すれば電脳騎兵になるはずなのにね。もしくはサイバージェネレーションとかジェネシスとか。

まあこれは機動戦士=モビルスーツみたいなもんだと思う。当時ガンダムが放映していた時に小学校の先生に「ねぇねぇ先生、ガンダムのタイトルの機動戦士ってモビルスーツって意味なの?」と直球で聞いてみた処、困り果てていた。あれはきっと見てたな、彼も(笑)

そんな訳で、バーチャロンボトムズの操作インターフェイスに酷似している事とかあんまり気にはならないのだ。むしろこんな楽しいゲームを作ってくれて有難う、セガ、と思った程だ。

と言うか、考えてみればこのツインスティックと言うインターフェイスを使って初めての対戦型3Dアクションゲームを作ったのはナムコの「サイバースレッド」だった。今でも覚えているが、スティックの形状、ボタンの位置にしてもほぼ同様のモノだったと思う。筐体に合わせて大小の二種あったかな。ツインスティックインターフェイスと言うモノで言えば「アサルト」と言う超難戦車ゲームもあった。もうツインスティックで語らせたら一晩飲み明かせる感じであります。ああ、考えてみればサイバートルーパーズのサイバーはサイバースレッドから取っているのかも知れないね。

今でこそバーチャロンオラタンでその操作性は格段にレベルアップし、最も対戦に特化したゲームになった。まさか当時OMGを作った開発陣がここまで人気が出る製品になるとは思ってもみなかっただろう。実際にはOMGバーチャロンは失敗させる為に作った企画だったし。

〜〜毎年セガに入社してくる新人の中にロボットゲームの企画書を上げてくる者が多くおり、それでは売れないということを分からせる「あえて失敗させるためのプロジェクト」として『バーチャロン』の開発は始められた〜〜wikipediaより

失敗させる為に作ったから人気のあるアニメロボに色々酷似するのは仕方ない事だったと思う。ロボのデザインにしても主役ロボのテムジンはガンダムのパーツパーツがそこ彼処に配置されており、ロボアニメのパクリゲーと詰る人も少なくなかった。

それでも成功したのはそのゲームのアクションやスピード性が快感だったからだ。そのゲームが単純に面白かったからだ。だからこそ、今のオラトリオタングラムが存在すると言えるだろう。

まあ……エクシはカトキのデザインはあんまり好きじゃ無いんだけどね(笑)主役機系のバランス機体を描かせると皆ガンダムになっちゃうのは癖みたいなもんなんだろうか。肩に妙なインテークが付いたり。変なマーキングが付いたり。
ライデンやドルドレイやグリスボック等のデザインはすんごくカッコイイのにね。

それにしてもドルカスが鬼の様に強い。ファランクスかまして爆風混じりにハンマーとかえげつねぇぜ!(笑)
そして早くコトブキヤベルグドルの原型が出ます様に。