老害ここに極まれり

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110216-00000006-pseven-pol
はぁ、そんな事態になってるんですか。
で、そのソースは何処にあるんスか?
は? 「親は知らない」ですって?
あー……あの有害図書とも言うべき本を鵜呑みになさった。
正直ねぇ……もう辞めた方が良いよ、マジマジ。
もう普通の判断が出来ないんだからさ。
これ以上恥かきたくないならさ。


因みにその本の感想を書いた人の意見。


きわめて稀な例をあたかも一般論のごとく面白おかしく語っている。
仮にも、大手新聞社がこのようなゴシップ紙のような手法を採用していいのだろうか。一時期、援助交際をマスコミが大々的に報道したことがあった。実際には、援助交際に走る女子高生は非常に少数だったが、マスコミがあたかも多くの女子高生が援助交際をやっているかのように報道することで、逆に援助交際への心理的敷居を低下させた。
このときの一連の報道をみて、いかにマスコミが有害であるかを痛感したが、この本もまさに有害図書だと思う。
この本を読んでみると、新聞社は真実よりも利益を追求する営利企業なのだと痛感する。
私の意見が間違っているかどうかは、実際に読んでみて判断してください。



とにかく、客観的なデータなどがない。
あるのは、ただ、こういう人がいて、こういう形でネットと接して、こうなった、という個別のエピソードのみである。それをもって、いかにもネットではこれが普通であるかのように書いているのだが、それが正しい保証は皆無である。しかも、読んでいると、明らかにおかしな点がいくつもある。
例えば、ネット依存として、ネットゲームにはまった青年の話がある。
しかし、まず、ネット依存症とは、医学的な定義が定められておらず、論者によってはネット使用者は全て依存症扱いになることすらある。しかも、その青年について言えば、学校が「いじめやトラブルはなかった」というのを持って、ネットゲームだけが原因に仕立て挙げられている。明らかに、結論から書いたとわかる書き方である。
5章では、ネットで仲間を集って「女児狩り」をした事件が取り扱われる。
これだけ見ると、幼い子供が性的暴行を受ける事件が増えたように感じる。しかし、実際には減少しているのである。しかも、最も性的暴行を行っているのは「家族」であり、全く見ず知らずの者による事件は例外的事象であるにも関わらず、それは記されない。代わりに、同人誌即売会が「無法地帯」のように嘘が綴られ、その流れで、条文などに問題山積の「非実在青少年規制」をするように誘導してしまう。これは「事実を伝える」のではなく、ただのプロパガンダである、と言えよう。
前書きでは、「取り返しがつかなくなる前に、子供に負の側面を教える必要がある。そのために、親がまず知らねばならない」と書かれている。
しかし、客観的なデータなどが一切ない本書で何を知ることが出来るのだろう?
嘘、大げさ、紛らわしい、というだけの愚書である。



旧メディアの断末魔と言っていい、ネットに関する事実誤認のオンパレードには正直うんざりする。
特に許せないのがpp.191-192で、「欲望の対象にされる子供」という文脈で、「サンシャインクリエイション47」が悪意をもって紹介されている所。後藤和智氏のTwitter上での指摘を受けて見てみたが、サンシャインクリエイションロリコン同人誌の即売会かなんかと言わんばかりの書き方は、参加経験のあるものとして怒り心頭である。
読売は社主自身がネットへの偏見を隠そうともしていないレガシーメディアであることは前々から指摘されてきたところであるが、直近の都条例の問題においてもその偏向はますますひどくなっている感じさえする。
本当なら☆1でも高すぎると思うがあえてそうしたのは、世の中にはこんな本で金儲けしている恥ずかしい新聞社があるということを知って欲しかったからであり、私個人としてはこのような偏見が世の中から少しでもなくなってくれることを願う。




こんなマイナーで低俗でゴシップに満ちた読売新聞が捏造した記事の本を取り上げて、如何にも今売春はリアルタイムでおこなわれていて、小学生や中学生がコインロッカーに数百万貯めるんだって。何それ? どこのむこうぶちさん?(笑)
お前さ、人の言う事鵜呑みにして、情報の裏も取らず、事実を確認する事もしようとしないで発言する癖、いい加減やめろよな。
こんなのが東京都の役人のトップだなんてホント、嘆かわしくて書いてて悲しくなってきちゃったよ。