第27話 残りし者への遺産(1992/8/25 放映)

チーフめ、こんな所に残していくなよぅ

脚本:あみやまさはる(構成) 絵コンテ&演出:殿勝秀樹 作監&メカ作監:藍葉古卯
作画評価レベル ★★★☆☆


第26話予告
連合地球暦192年5月6日。スペースナイツ基地は崩壊した。
焼け跡に残されたファイルが真実を語り始める。
次回、宇宙の騎士テッカマンブレード「残りし者への遺産」仮面の下の、涙をぬぐえ。


イントロダクション
新規<廃墟と化した基地と撃墜されたブルーアース号、そして傍らに落ちているDボゥイファイル>
連合地球暦192年5月6日。我々スペースナイツは、ラダムの攻撃を受け、目下苦戦中である。最悪の場合、我々は全滅する可能性もあるだろう。そんな万一に備え、残された人々に、ラダムと戦う勇気ある者達の為に、このファイルを残すものである。スペースナイツ司令官、ハインリッヒ・フォン・フリーマン。



7話<ペガスでテックセットしたブレード、ボルテッカダガーを打倒する>
我々はDボゥイに、テッカマンブレードと出会い、その後も数々のテッカマンに遭遇してきた。

13話<テッカマンエビル、シンヤとの再会、そして戦闘>
そして、驚くべき事に、彼らテッカマン同士が運命と言う一本の糸で結ばれていた事であった。テッカマンエビルは、Dボゥイこと相羽タカヤの双子の弟シンヤに、二人は運命的な再会をした。

22話<砂漠、ラダム獣に襲われそうになる女の子をテックセットして助けるミユキ>
更にテッカマンレイピアは、Dボゥイの妹、ミユキであった。そして彼女もブレードと同じ、不完全なテッカマンだった。

24話<ラダムの船を探索するが、テックセットシステムに取り込まれ、フォーマットされていく相羽一家>
では、不完全なテッカマンブレードとエビル達、ラダム側テッカマンとの違いは何なのか。それは、Dボゥイこと相羽タカヤの、驚くべき過去から知る事が出来た。相羽タカヤと、その家族が乗った宇宙船、アルゴス号は外惑星の調査中に偶然、ラダムの宇宙船と遭遇した。そして、その船に乗ったアルゴス号のクルー達は、テックシステムに取り込まれてしまうのだった。
ラダムの兵器であるテックシステムに取り込まれた人間は、そこで、適合と不適合に分けられる。不適合体質者には死が待ちうけ、適合体質、選ばれし者だけがテッカマンのベースとなる素体にフォーマットされ、ラダムの有能な兵器となるべく、精神支配を受ける。この精神支配が、ブレードとラダムテッカマンとの大きな違いである。ラダム側テッカマンには、ラダムの知識・本能が植え込まれており、その中には地球人の排除が含まれている。

15話<暴走し防衛軍と交戦するテッカマンブレード、ミリィの必死の叫びで我に返るDボゥイ>
ラダムと言う誤った本能が加わっただけで、基本的な性格はテックシステムに取り込まれる前と然程変化はないようである。Dボゥイは不適合体質者として排除された父、相羽孝三の手により助けられ、悪辣な精神支配から免れたのである。だが、人間の心を持ちながら、テッカマンであろうとした為、Dボゥイは30分のタイムリミットを越えると、精神が悪に支配されてしまうと言う、弱点も存在する。ミリィの活躍により、Dボゥイは再び人としての心を取り戻す事が出来た。だが、戦い続ける以上、彼には常に纏いつくであろう30分と言う時間の檻が。

16話<潜入工作員バルザックがフリーマンのシークレットルームに侵入する>
不完全ながらも、孤独に戦う戦士テッカマンブレード。我々は、彼にのみ戦いの苦しみを背負わせぬ為、独自にテッカマンの研究を進めていた。そして、その研究データをスペースナイツに潜入していた、連合防衛軍のバルザック少佐に流し、そこからデータをフィードバックさせた。

17話<ソルテッカマンの製作、完成、そして実戦投入へ>
その結果完成したのが、フェルミオン砲を搭載したパワードスーツ、ソルテッカマンである。

23話<Dボゥイのテックセット、PHYボルテッカに対抗し、ハイコートボルテッカを撃つブレード>
エビルの、PHYボルテッカに対抗すべく、作られたハイコートボルテッカ。それは、ソルテッカマンのフェルミオン砲のデータをペガスにフィードバックし、ブレードのボルテッカをパワーアップさせる為に開発したものである。ハイコートボルテッカは、ブレードのボルテッカを、ペガスから供給されるフェルミオン粒子で包み込んで発射するものである。我々の予想通り、それはエビルのPHYボルテッカをも超え、ブレードの新たな力となった。

21話<月面ラダム基地のフォーマット中の四人、そしてテッカマンレイピアの離反>
我々の倒すべき敵、ラダムの正体についてだが、それについてもDボゥイの妹、ミユキの口から数々の新事実が判明した。まず第一に、彼らの基地がORSではなく月にあると言う事だった。

25話<ラダムの宇宙船が月に不時着し、ラダム母艦基地になる>
本来、直接地球へと侵攻するはずのラダムの母艦は、Dボゥイの父、相羽孝三博士の決死の行動により、月へと不時着させたらしい。月への不時着は、ラダムにとって予想外の出来事であった。

2話<ORS内のラダム獣培養プラント>
不時着のショックで、地球侵略の尖兵となるはずのラダム獣を育てるエネルギー供給システムが破損し、その為彼らはラダム獣の培養プラントとすべく、ORSを占拠。ここを、前線基地とした様である。

複数話<ラダム獣襲撃バンク>
さて、ラダムの地球侵略の尖兵を担うラダム獣であるが、それについても調査の結果、幾つかの新たなる発見があった。ラダム獣とテッカマン、外見的には全く異質な両者は生まれながらにして奇妙な関係が存在した。

19話<ラダム獣降下シーン、エビルによる統率>
ラダム獣に思考能力は無い。単純な指揮系統は理解できるものの、自分から行動を起こす事は出来ない。

2話<ラダム獣降下〜ラダム樹へと変化>
ラダム獣の最終目的は、ラダム樹に変化する事である。それらを誘導管理するのが、テッカマンの役割だと思われる。云わば、ラダム獣を羊だとすれば、テッカマンは羊飼いである。

新規<冒頭の落ちているファイルを謎の男が拾って去っていく>
そして更には、ラダム獣も成長過程であり、それが最終的に花開いた時、地球侵略は終了する模様である。よって、その来るべき日が来る前に、彼らの真の目的を知る事が我々の急務である。
以上でラダムに関して、かなりの事が判明してきた。だがこの先、調査を続ける事が困難な状況に我々はいる。間も無くこの基地は陥落するだろう。
が、我々が倒れてもラダムとの戦いは続く。その時、もしも我々に続き戦う者があれば、そしてもし、その時テッカマンブレードが生きているなら、願わくばラダムと戦う勇気ある者に、このファイルを託して欲しい。
地球の未来を信じる者に……。



☆第二回目の総集編ですね。今回で知った新たな事実は、ラダム母艦基地がラダム獣を精製出来ないと言う事でしょうか。母艦の培養エネルギー供給システム破損と言うのは結構重要な事実です。なるほど、母艦基地の所在を隠しきろうとしてたのはそう言う事情もあったからなんですね。つまりテッカマン達がいない状態だと母艦基地丸裸。ミユキが逃げた後はソード位残しておけばいいのに、とか思ったりします。護衛型なんだし。後期はどちらかと言えばソードがオメガに付きっ切りになってましたけど。
最後にファイルを拾っていったのはノアルでしょう。ボロ布纏った次回と何となく被りますし。後、Dボゥイの個人情報が満載のファイルとかを残していくなよ、とか突っ込みいれたいですね(笑)ノアルもきっと中身見た後で、Dボゥイの為にファイルを叩き割ったに違いない(笑)そんな総集編でした。