大河原展への一人旅

実物大の手

さて、日記と言うかレポートと言うか。



・三日
最後の四連休は一日目は友人達と一緒に友人宅にてアニメ見たり映画見たり。
エヴァQだっけ。あんなに疲れるアニメ映画は久し振りでしたね。つかエヴァは心を削られるアニメなんだと久し振りに実感した気分。
口直し(?)に持っていった吹き替え版コマンドー(笑)皆さん楽しく鑑賞されていました(笑)やっぱりコマンドーは最高の娯楽映画だよね。見たのは玄田さんバージョン。今見ると突っ込み所満載なんだけどそれがまたイイ(笑)




・四日
深夜に解散したので目覚めたのは昼頃。起きてしばらくうだうだしてどーしよーどーしよーと悩んでいた。んで、結局出掛ける事に。
バイクに荷物積んで下道、海岸線をひた走る。小田原辺りまで来て、まだどーしよーと悩む自分(笑)今ならまだ引き返せるよ? と思いつつ、何故か東名にバイクを乗り上げ。入ったのは確か三時過ぎ位だったか。
浜名湖まで来て、もう戻れない太陽の牙ダグラムと歌いつつ、関西方面を目指す。カーナビを見ると目的地到着まで三分の一位までしか来ていなくて軽く眩暈がした。
因みに自分のマイバイクはPS250。タンクは12Lしか入らず、燃費は37.2km/Lくらい。
まあこれはカタログデータみたいなもんで、傾斜とか電力とかは余り考えられいない。1リッター25キロ走れれば御の字と言ったところか。
途中凄く寒くなってきて焦る。出てきた時が25℃越えてたから大丈夫かなと思ってたがすっごい甘かった。バイクに備えつけておいた温度計見たら10℃辺りまで下がる下がる。
因みに着ていた装備はフライトジャケット、Tシャツ、ジーパンと言う超軽装(笑)ツーリング凄い舐めてた。仕方ないのでSAにあったファミマで長袖シャツを購入。Tシャツの下に着込んで、ズボンは防寒(&防水)ズボンを履いて凌ぐ事にした。
カーナビ通りに来て正直どういうルートで関西まで来たのか覚えてないんだけど、名神道路とか? 色々。考えてみたら、名神とは名古屋-神戸の頭文字を取ってメイシンなんだろうけど、そう言えば地元の横羽道路(ヨコハネ)は横浜-羽田、横横道路(ヨコヨコ)は横須賀-横浜と訓読みなのになんで名神道路はナコウ道路と呼ばねーの? と疑問符があったり(笑)ホント走ってる時は碌な事を考えないね(笑)
高速の渋滞は車の右をすり抜け。安全を気にしながら渋滞の車を20キロから30キロ位ですり抜ける。一番左側の路肩を走行するのは違法だけど、すり抜けは違法じゃないって教習所の人も言っていたよ。




・五日
京都に到着したのは大体深夜一時を回った辺りだったか。
そろそろ宿の事を考えなきゃいけない時期に来ていた。おせーよ(笑)
連休二日前位にはビジホを予約しようかどうしようかとかうだうだ考えていたが、遅いですよね、ホントに(笑)と言う事で行き当たりばったりでの宿探し。京都南インターを出た所でラブホ街を発見、こうなったら一人ラブホでも決め込むか、と思ったが何処も其処も満室状態。皆さんお盛んです事ね、オホホ(笑)ラブホの周りを走り回ってると怪訝な顔で自分を見る人達多数。価格は一晩、もしくは七時間で5000円位? 下手なビジホよりも数段安い。
まあどの道見つからなかったで、ネカフェで寝る事にする。大きな駐車場、二階建てで下はコンビニ、と言う場所を見つけて此処に決めた。
以前池袋でフラット席ってのが良かった記憶があったのでそれにしたんだけど、自分は規格外のデカさなので(笑)寝るのに難儀する。
二時位に寝て何度も起きて、結局出たのが大体九時辺り。一晩寝てドリンクバーでガブガブ飲んで2000円ちょっとってのは凄い安い。そりゃネカフェで日々を過ごす人間がいてもおかしくはないよな、と思ったりした。
因みに大井松田ICから京都南ICまで3500円。ETC安い。これは休日半額料金らしい。ETCの車載機は内臓式で、どうも調子が悪く壊れているからETCカードで一般に来ている、と言う設定で乗り切った(オイ)
京都を散策。久し振りに京都に来たが此処ほど車で移動するのが面倒な場所は無い。街は格子状の真っ直ぐ道路で一方通行も多い。此処ほどバイクが有効な場所は無い様に思えた。つか、此処でバイク便とかやったらそれなりに儲かるんじゃない? 途中交差点で後ろの原付のおじさんがマジマジと自分のバイクのナンバープレートを見て珍しげな顔をしていたのが印象的。そりゃそうだ、京都に横浜ナンバーのバイクがいる事自体がおかしいんだから(笑)
とりあえず猫寺へ行ってお守りを買うのが京都に寄った目的。途中、安倍晴明神社に寄って厄除け桃を撫で撫でする。
猫寺は称念寺と言う場所だったが、電話番号検索で全然別の場所が出たりして迷う。仕方なくバイクを止めてPSヴィータのインターネットで検索。それでようやく場所が判明して猫寺でお守りゲット。此処でしか買えないお守りだから同僚のを含めて六個位買い込む。つーか無人でお守りを売るのは此処くらいかもしれない(笑)

さらば京都して、残りの数十キロを走る。やはりネカフェでの就寝は凄い疲れが残っている。
大阪、兵庫県と来て兵庫県立美術館へ辿り着いた。車の駐車場は大わらわだったけど、バイクは美術館前の大きな公園の前に好きに止めろとのお達し。考えてみれば関西は東京ほどバイクは多くなく、専用駐車場も余り見掛けなかった。東京とかアキバとかだったらちょっと止めようものなら直ぐ違反だもんな。やはり京都にしろ大阪にしろバイクは有意義な様に見えた。レンタルバイクとかあったら儲かるんじゃないの?
美術館内。ロッカーとかあったりして凄い便利。しかしチケット販売の窓口がもたもたしてるせいで凄い行列に。天井から吊り下げられたプロジェクターやテレビモニターでアニメOPがガンガン掛かる。覚えてるのを挙げると、ヤッターマン・ゴーダム・ガンダムダグラムボトムズガッチャマンガオガイガーってところだったかな? レイズナーは無かった様に思える。途中のアバン映像とかあってもワケ分からんからかもなー。それにしても美術館と言う荘厳で静かな場所で大きめではないにしろアニメOPの曲が流れてくるのは至極妙な雰囲気だと思った。この雰囲気はどちらかと言えば、テーマパークに近い印象だ(笑)
ロッカールームの前には実物大ガンダムの手がズドンと置いてある。お触りは禁止、だけどカメラはフリー。記念撮影する人で一杯だった様に思える。
そして大河原展へと入場。入場口では再生テープでの展示内容説明機が500円で貸し出しされてた。銀河万丈伊藤静の音声を選択出来る。しかし何故伊藤静なん? でも聞く体力が無かったので、音声案内はスルーした。凄い面白かったかも知れないのにね。きっとボトムズの場所に言ったら「私が! 私が異能者であったなら!」って叫ぶに違いない(笑)大体入り口辺りでサンプル音声が「ジィィーク! ジオン!!」だったからね(笑)
フロアガイドを改めて見ると、予想通りと言うか何と言うか、やはりリアルロボの部分が展示の超目玉と言った感じだった。勿論カメラは厳禁。展示は大体アニメ会社から提供された設定書が大まかなモノが多い。それに合わせて当時物の玩具も所々ガラスケースにて展示されていた。ダグラムは超貴重品である所の1/48デュアルモデル。ターボザックと右肩を連結するパイプがなくなっている所が印象的だった。自分が持ってるのは左が欠けてるのよね(笑)
大まかに言うと、第一ブースが初期作品系(ガッチャマンなど)でデビューしたて。第二ブースはゴーダムとか、メインをそろそろ任せてみよう的な時期。第三ブースではダイターン・ザンボット・トライダーとメインのメカの初期イラストが主だった。第三が一番大きく、ガンダムダグラム、そしてボトムズブース。ボトムズブースは大河原氏の思いが強く色濃い部分であり、其処だけ別格と言える場所。
そして実物大スコープドッグとの再会。コイツに会う為に遠路はるばるやってきたと言っても過言では無い。実物大スコタコの詳しい製作現場はこちら。
http://ironwork.jp/monkey_farm/botoms/botom-top.html
やっぱりコゴローさんから借りてくるのは相当大変なんだと思うのよね。実際これ設置するのに凄い搬入作業だと思うし。そしてやはりと言うか、実物大ボトムズの所は凄い賑わっていた。
暫くボトムズを見て、名残惜しい気分で次のブース。第四ブースは可愛い系と言う事でヤッターマンと言ったタイムボカンシリーズ。ガラットやグランゾートアイアンリーガー。そして何故かその場所にGガンダムが(笑)これは、大河原さん的に言えば、Gガンダムタイムボカン的なガンダムだから、と言う配慮で一緒にしたらしい。まーガンダムのブースにGガン混じってたら確かに違和感半端ないもんな(笑)
第五ブースはリアル系からの派生作品と言った感じか。レイズナードラグナーがメイン。そう言えばF91も最初は慣れなかったけど、F91はやっぱりこの胸が全部排気ダクトだよな、と妙に納得する自分だった。
第六ブースは勇者系。ガオガイガーマイトガイン。映像モニターは全部見てないけど勇者シリーズの合体動画の詰め合わせな感じか。GGGの合体はやっぱりかっこええわー。ところでGGGの初期イラストとかあったんだけど、すっごい細かった! マジ病気なんじゃないのこのガオガイガー!? とか思った(笑)
第七ブースは総合と言う感じかな? ガンダムSEEDやGブレイカー。デバンダーとかボトムズとかガンダムのMSV系。そして今まで協賛でデザインしたモノが多く展示されていた。くるり号とか良く知らないのもあったね。

という感じで二周位して回ってきました。やっぱり銀河万丈の音声案内は聞くべきだったか。もう来る事は無いと思うけど、もし東京でもやるってのなら何度も行っちゃうな。関西だけで終わるのはちょっと勿体ない感じがしました。
んで、終わりじゃないのよ。帰りがあるのよ、と思ったんだけど、美術館回ったら凄い疲労感。見終わったのは五時位だったけど、もしこれで帰ろうと帰路についたら事故る可能性大だと思って京都に帰ってくる。そして昨晩使ったネカフェでまた仮眠を取る事にした。だって会員証作ったしさ、京都からなら帰るにしても楽そうだったし。
フラット席はもう寝難いのが半端無いので、今度はリクライニングチェア席にて仮眠。疲れているとは言っても、眠いかどうかと言われるとあんまり眠くは無い。だけど無理に寝るしかない。寝付くまで進撃の巨人読んだりする。
既刊を大体読んだけど火薬技術があるならブレードで削り取るんじゃなくて爆薬をうなじに設置すればいいんじゃないか? とかグレネードランチャーとか開発しろよとか凄い思う。近接戦闘で予備のブレード何本も用意するよりはその方が効率いいじゃないの?
三時間かそこら寝ると、身体に力が戻ってきた。時間は11時過ぎ。と言う事で東京に戻る事だけを考える。何かもう気分はクライマー。登頂場所が実物大ボトムズって感じでしょうか。





・六日
行きにしても帰りにしても、やはり寒さは難敵だった。大まかに寒い場所は富士山付近、そして甲賀信楽辺り。温泉とかあるらしいけど良く分からない場所に行っても時間を費やすだけだと思って走りきる。そしてやはり渋滞があったが、行きに比べれば大分マシ。12時を回ると皆SAで寝る事を考えるので、やはり移動は徹夜で走るのが正解の様だ。愛車PS250も調子は悪くはないが、所々でのガスチャージに気を使う。自分のには付いているが、もっと古いバイクになると燃料計が無いのもあるので、バイクでの長距離移動は経験がかなり必要になるかもしれない。左のオクロックとか思い出したわ。今は誰もピースとかしないのな(笑)
静岡のSAに来てガスチャージとカレーライスを補給。考えてみれば凄い無計画な強行軍だったので、地元の何かを食べると言う事を全然考慮してない自分にちょっと自嘲したりする。因みにそれらしい物は夕方辺りに食べた焼きそばとたこ焼きのみ(笑)何しに来たんだろうね俺は。
SAを出る辺りになると急に空が明るくなってきた。時間は五時早朝。後一時間半も走れば自宅に着く。厚木ICを出ると、何とも懐かしい気分になる。ようやく異郷から帰ってきた気分だったのかも。
自宅に着くなり暖かい風呂に入って泥の様に眠る。そう言えば連休最終日は友人と一緒に晩御飯でも食べようか、と思ったけど、スカイプで会話している最中で頭痛くなってきて断念。熱測ったら37度越えてた。薬飲んでガッツリ寝る。

と言う事で三日間のバイク旅行は終了です。やはり一人旅はイイですね。因みに自分土産はプラモと図録のみ。お土産は猫寺お守りだけと言う(笑)