ゼオライマー伝説、終局へ

ゴルシードカッコ良過ぎ!

コミックス版発売記念に書くエクシです。
冥王計画ゼオライマー」はアダルトコミックレモンピープルで連載された巨大ロボット漫画。アダルトと言う事なのでかなりエッチな漫画でしたが、そのコミックの伝説によりOVAアニメが発売されました。スパロボにも出てきますし。
中学生位ですか、その漫画の存在すら知らなかったエクシは行きつけの模型屋さんから聞いて興味を持ち、古本屋で売っていた本を買ってびっくりしました。最初は模型屋のお兄さんと「一番強いロボットは何か?」と言う話で出てきただけなのですが、今回のコミックス版の帯にも書いてありますように、史上最強のロボットと言うのには理由があります。
次元連結システムと言う無限にエネルギーが供給されるシステム。その装置はゼオライマーと言うロボットの存在その物を固定するシステム。無限に武器を操り音速で空を飛び、そしてその存在自体が無限。つまりどこをやられても直ぐに存在自体を再生する為、無敵を言わしめた訳です。例えパイロットがやられようが連結システムの要であるパートナーの美久が蒸発しようが存在自体が固定されている為直ぐに再生する。史上最強、無敵のロボットと言えるのはその理由からです。
しかし連載自体は無限では無かった様で(笑)アダルトコミックスなのにロボットの戦闘シーンが多かった為か、はたまた作者のちみもりをが書くのが遅かったのか。理由は今ではもう分かりませんが連載が打ち切りになり「最後の戦いを挑むぜ!」と言うジャンプの打ち切り漫画宜しく終わってしまった惜しい作品でした。
しかし2002年「新現実」と言う雑誌で最終局面を描くと言う感じで掲載が行われましたが、それもイマイチな感じで終わり(つか一回しかw)同じ徳間書店から発売される「コミックリュウ」で短期集中連載を三回行い、遂に作品が終わったと言う訳です。
作者の「ちみもりを」はゼオライマーのコミックスを買った時点で気付きましたが、その作者こそ「強殖装甲ガイバー」を書いている高屋良樹先生。まあそんな訳で今回収録されているコミックスの後半は近年書かれた物。1984年に連載が終わり、二十年以上の時を経て遂に完結した作品と言う事なのです。レモンピープルで連載された原稿をそのまま掲載、更にコミックリュウで三回に渡って最終局面を描きコミックス書下ろしのページが数ページ。展開を美しく終局させエクシを「お美事にございます!」と言わしめた作品へと昇華しました。その感動はまさに筆舌尽くしがたいと言う感じ。最後のゴルシードの台詞「やはりゼオライマー(わが宿敵)には白が似合う」が最高にカッコイイ。
当時読んでいた人も、OVAから知った人も、スパロボから原作に行った人も、高屋良樹の経歴からその存在に気付いた人もこれは買わなきゃ損ですよ。作者の二十数年来の執念を今この一冊に纏めたこのコミックス、絶対に買って後悔しない物なので皆さん是非是非手に入れましょうね? と言う感じで今日はここまで。
それではまた〜(U_U)ノシ