前書き、メカニック&テッカマン

ペガス! テックセッター!


☆機動兵ペガス 身長:2.7m 体重:6.5t 飛行速度:M2.34/49000ft(Cイントルードモード時)
武装:胸部7.62mmバルカン砲×4、肩部レーザーランチャー×2、腕部フェルミオン砲×2(兼ハイコートボルテッカ
 元は作業用モジュールであるロボットを改修して作られた機動兵。ダガーの策略からテックセット不能になったブレードの為に、スペースナイツクルーが開発した人類史上初めてのテックセットシステムだとも言える。胸部に破損したクリスタルを装備し、背部パネルからDボゥイが搭乗する事でテックセットが可能となる。これは、テックセット時に干渉スペクトルの影響を防ぐ為であり、ある意味、ラダムテッカマンのテックセットシステムよりも完成された物であると言えよう。
 戦闘時においてはブレードのサブフライトユニット(補助飛行機)を兼ねており、搭乗者は攻撃と防御に専念しながら戦闘が行える。指令は主に言語入力で行い、簡単な会話もこなせるAIがインプットされている他、Dボゥイの呼び掛けに応えて独自に行動する事も可能。しかし自律的な判断で臨機応変に戦況に対応するまでの知能は無く、あくまでもブレードのサポートやガード、Dボゥイの保護を最優先に行動する様、プログラミングされている。エビルのPHYボルテッカの影響で破損した後に改修され、新たにフェルミオン砲を腕部に装備、ブレードのボルテッカに合わせてハイコートボルテッカが撃てる様になった。これは、エビルのPHYボルテッカをエネルギー総量で上回る事で強引に打ち破る、と言うシステムである。この事により、ペガスの重要性は更に増す事になったとも言える。
 余談ではあるが、公式では電子レンジの機能があるらしい。

 
テッカマンブレード
SPEC/ 身長:2.32m  体重:81kg  飛行速度:制限無し(光速を越える事は出来ない)
武装:テックランサー、ワイヤー&シールド、クラッシュイントルード、ボルテッカ、ハイコートボルテッカ
 スペースナイツクルーであるDボゥイがテックセットした姿で、テッカマンの分類としては強襲突撃型に相当する。ラダムによって過酷な宿命を背負わせられた事により、その戦いぶりは怒りの化身と評するに値する。ラダムテクノロジーのテックセットシステムによりフォーマットされたテッカマンではあるが、ラダムの寄生虫に寄生される前にシステムから解放されフォーマットを途中で中断した為、不完全さを併せ持つテッカマンでもある。テッカマンのスペックとしては比較的高い性能を持ち、敵司令官オメガの見解からすればダガーよりも高くエビルよりも低いと言う事だったが、Dボゥイ=相羽タカヤのずば抜けた身体的能力と不屈の精神からテッカマン本来の性能を限界まで引き出し、凌駕している様だ。
ブレードの最大の弱点として、テックセットした後に30分を越えると意識を失い暴走状態に陥るが、これはフォーマットによるラダムの知識や本能の刷り込みの所為である。本来、ラダムの目的は全宇宙の侵略であり、それを遂行するに当たって倫理観や道徳観等と言った、人が誰しも持っている認識がラダムにとっては邪魔となる。つまりブレードのテックセット中は人が持つ認識とラダムの認識がぶつかり合っている至極不安定な状態で、Dボゥイの認識がラダムに抵抗出来る時間が30分だけ、と言う事なのだろう。リミットを越えるとそれ以降はテックシステムに支配された状態となり破壊衝動の権化となるが、エビルですら暴走常態のブレードに接触をしなかった所を見ると、ラダムの尖兵になった訳ではない様だ。本人の体力が全て尽きるまで衝動は止まる事は無いが、強い意志で本人の自我を取り戻す事が出来れば、暴走から解放される可能性はある。
 強襲突撃型に分類される為、攻撃力が高く、総合的な性能で言えば防御力は多目的汎用型のエビルよりは劣る。武装のランサーは一度のテックセットで一回しか精製出来ず、これはラダムテッカマンも同様である。ブレードのランサーは両端に刃が装着されており、二本に分離し双剣として装備する事も可能。また、先端の刃はブーメランとして活用可能であり両端に二個ずつセットされ、全ての刃を射出したとしてもランサーから刃が無くなる事は無い。触れる物全てを両断する剥き身の刀、それがテッカマンブレードたる所以であろう。因みに他のラダムテッカマンの様なラダム獣を統率する能力、つまりテレパシーによる精神リンクは、フォーマットを中途で終わらせた影響か備えられてはいない。彼にとってラダムに関係する物は全て憎むべき敵である。